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煩悩=生きる力

12月14日(日)75.7kg
朝から冷たい雨が降っている。議会だよりの原稿を仕上げMAIL。
7時から15時まで、創政会・議運の視察先の情報収集や溜まっている情報誌を読んだりしながら、いつものTV番組のはしご。(目テン→新報道2001→サンデーモーニング→日曜討論→サンデープロジェクト→週間えみいshow→NHK囲碁トーナメント→たかじんのそこまで言って委員会)政治系の番組が多いのは、職業柄。

夕方買い物に出かけ、帰宅後は、「篤姫」最終回に涙し。赤穂浪士討ち入りのドラマを見て終了。

文芸春秋新年特別号に「貪欲」と言う言葉が紹介されていた。
仏教用語で貪欲(貪り)・瞋恚(怒り)・愚痴(無知)は三毒とよばれ、人間の持つ三つの根本煩悩と定義されているとのこと。

中でも、「貪欲」は、自己の欲したものを次から次へ貪り求める激しい欲望を意味すると。
一部の人間の「欲」の果てが、今日の経済危機を招いたと言えよう。

家・財産・愛欲・名誉・権力。これらは全て欲望。それに固執して駆り立てられるように追い求める深い執着心こそ迷いの根源と仏教は教えている。

その執着心を持っていなければ現世は生きられない。ましてや政治の世界はなおのこと。市民の現世の幸せを求めるために取る行動が一方で「欲望」なのか。ならばあえて煩悩の中に生きなければならないのも現世。

名誉や権力は必要ないとしても、生きていくためには雨露の凌げる家も必要。明日の生活のための多少の貯えも必要。家族との愛が無ければ生きる希望も生まれない。

「三毒」をもつからこそ、人間であり、現世で生きていく力にもなるのではないか。

by ando-ayabe | 2008-12-15 00:42 | 日々の生活  

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