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農商工等連携支援制度

9月18日(木)
子ども見守り隊に今朝も行く。その後、ローソンに行き、日経新聞を買う。サンドも買い、自宅にて新聞読みながら朝食。午前9時30分。ひどい頭痛だったけど、議会産業・厚生・環境委員会へ傍聴。午前11時特に先日ほどの争点もないので、帰宅。子供とウダウダ言いながら、頭痛に悩まされる。昼食をして、1時間寝る。多少楽になる。

午後2時。舞鶴商工観光センターで開催された『平成20年度地域力連携事業地域資源活用セミナー」に出席する。

主催は財団法人京都産業21他

㈱クリップ代表取締役社長の島田昭彦氏の「モノづくりから街づくりまで 京都を生かす着眼点と発想のヒント」と題して講演・参加者は若き経営者や若き幹部社員達50人。(私だけ異質のような。;;;;;)

話の内容は、若い講師のアイディア、クリエイティブな発想、いくつかの成功事例を話された。
基本に流れるのは、好奇心を常に持つこと。フットワークが良いこと。人脈を持つこと。現場100回の徹底。和とモダン、伝統は革新の連続、伝統とモダンの融合など。

成功事例として、①伝統工芸の京都友禅をアロハシャツに仕立て1万2千円で外人観光客やミュージシャン・アーティストなどに売れた。高級化と差別化でヒットした。②京和傘を照明器具に活かしインテリアとしてヒット③京都にサントリー伊右衛門茶のヒットと、リアルカフェをオープン④部屋ごとに違うデザイナーの京都文化の高級ホテル建設一室4万円の宿泊代。外国人に人気。
視点を変えることによって、従来の価値観が変わって見える。

しかし、素晴らしい発想も、その情報を上手に発信しなければ生きてこない。インターネットの口コミ情報からスタートさせる。半径5メートルからスタートしなければ、浮ついたものとなってしまう。

地元の人が意識しない地域資源が他所から見れば素晴らしい資源として生きてくる。
それを養うためには、「旅にでること」違う視点で自分の地域を見る。旅先では、ここにしかないものを探す。そこから発想が生まれる。

若いのに素晴らしい発想力・行動力。話も確信に満ちている。

その後、「農商工等連携事業化支援」の説明があった。
「農商工連携」とは、平成20年7月に施行された、「農商工等連携促進法」にもとづいて、中小企業者と農林漁業者が連携しておこなう新商品等の開発・販売促進等の取り組みを支援するもの。で、事業計画を認定した事業に対し、融資・補助金交付などでて手厚く支援する。

補助率はコンサルタント支援500万円限度で3分の2補助。
事業化・市場化支援事業(商品開発の試作・実験・研究会・マーケティング・市場調査)に対し2500万円限度で、3分の2補助。)
その他、低利融資、信用保証、設備投資減税措置など、まさに手厚い制度。

説明者の中小企業基盤整備機構(経産省独法か?)の説明。『今、地方の経済はさっぱりで商工業も大変厳しい。農林業はばらばらなんです。農林省と連携する事業は画期的なんです。』おいおい、経済産業省の独法か知らないが、他人事のように言うなよ。農水と経産省の縄張り争いで、少しも上手くいっていなかったじゃないか。省益ばかり優先し、予算の分捕り合戦と、ばら撒き合戦続けていたのは誰だ。挙句の果てに、中央の予算が細ってきてついに農商工連携だと。

既に民間ベースで連携しつくしているのに。まだどこかに目の付け所があるかも。ってかい。
今更、「農商工連携支援」。とっくの昔に現場では農商工連携なんかしているよ。

例えば、中村屋さんの黒豆納豆にしても、中丹地域での黒豆生産を活用し、甘納豆作ってる。舞鶴漁連でも西京漬けの商品化も出来ている。地域おこしの梅リキュール、栗饅頭もそうだ。綾部の酒米利用の「若宮酒造」。綾部市だって、市の特産品を「阪急百貨店のお歳暮情報」に掲載したり、特産振興に金かけたりしている。

経済産業省ももっと商業者・農業者の現場の声を聞いて事業は企画するほうがより生きた政策になると思うが。ヒアリングして事業化したのかもしれないが。

「霞ヶ関」で鉛筆舐めていても、使うのは農林漁業者であり商工業者。多くの役人・団体職員が食い扶持として、ひとつのことにかかわっているのは致し方ないとしても、それほど関係者がいるのに、商店街は潰れ、街の元気はなくなり、農業も高齢化、農産物価格は低迷。これってどう?関係者はもっと真剣に対策を練り戦略を考えて欲しい。それこそ、机広げてまっているのではなく、地域へ現場主義で入り込んで、誘導・推進すればどうか?

とは言うものの、大いに利用しない手はない農業者の皆さん、中小企業者の皆さん。農業商業工業との連携で、事業戦略をお考えの方、中小企業団体中央会が相談に応じるそうですので、もしそんなビジネスモデルをお考えの方がありましたら、私まで、お電話ください。取り次ぎます。

午後4時終了。1階の喫茶店で美味しいcoffeeを飲み、雨の中綾部へ。しかし、すごい商工会議所の入ったビルだ。今時こんな立派なところに入っている会議所。造船景気で、調子がいいんだろうなー。

イージス艦2艘を横目で見ながら、大きなタンカーを建造していた。そういえば、いま船舶業界は10年間分を受注していると言うくらい好景気とか、

午後6時30分。娘は京都へ。7時30分綾部混声合唱団練習に参加。
午後9時30分終了。防犯灯の補助金申請書を作成。明日出そう。

by ando-ayabe | 2008-09-19 00:41 | 日々の生活  

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