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慎重審議委員会

9月17日(水)
前夜の「ほろにがclob」の痛飲が祟って、絶不調。酒の勢いで、独りよがりになってしまった。
朝は、9時から総務・教育・建設常任委員会
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現地調査(延町の高木線の起終点変更議案、東八田幼稚園の園舎位置の変更議案)
東八田幼稚園は、梅迫町にある昭和25年の建設の園舎が老朽化し、耐震工事をした場合2500万円必要。それに加えて、天井は歪み、サッシュ工事は途中。裏山は崩壊の心配もある。

そこで、築10年の八田中学校の空き教室に移転しようとするもの。
中学校の保護者、幼稚園の保護者共に、一緒になった場合の色々な心配事がある。
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概観を見ても、中学校に間借りしているような状態。もともと、吉美保育園、西八田幼稚園、東八田幼稚園を一つにして、幼児園にしようとの市側の構想があった。しかし、それぞれ、地域には歴史と誇りがある。加えて、東八田幼稚園は4歳児クラス、5歳児クラスの2年保育。
統合の合理性が問われていた。今回の移転。あくまで、仮園舎とのこと。幼児園構想はあくまで求めるとのこと。
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綾部市のように広大な市域で、一方で過疎化は少子化は日々進行している。幼児園化によって多人数の中で協調性や仲間意識を教える理念。また、0歳児から就学前までの保育・幼児教育を一貫しておこなえる。

しかし、地域の思いは複雑だ。解決の道は、これから幼児を育てる世代の希望をかなえること。そこを一番にニーズを集中することだろう。とは言うものの、本当は近い場所で地域と共に育まれることにこしたことはない。
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帰庁後議案審査。
市税条例改正案、町名変更、町区の区域の変更、備品購入の契約議案など。
町区の区域変更議案で少々時間を取る。当該変更議案は、既に昭和31年の議会で議決済み。議決した案件を再度議案として議決して欲しいとの案件。と言うのも、50年も前に議決して、本来なら、京都府へ事務手続きを行い、告示され、施行されてなければならない案件。しかし、当時の京都府か、綾部市の事務上のミスによって告示がされず、放置されたままだった。その後昭和50年・60年代の圃場整備による換地処分や府道の拡幅などで、議決の町区の区域変わり、区域も地番もごちゃごちゃになっている。放置されたままの状態で、同一町内に同じ小字地番が出現。市民が困っていると言う。
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議会は、既に31年に行政が提出した議案を議決し、本来なら行政側が、当時の議決を尊重して告示しなおし誤りを正すことのみで事足りるのだが、告示文書に添付する区域・地番が当時と代わっており、新しい議案として議決してもらうのが最善とのこと。

50年前とは言え、行政のミス。議会は同一の議案を議決している。どうするのがベターか協議し、本来は行政のミスなのだから、行政同士で解決して欲しいが、告示の当事者である京都府が古い議決では、今の区域を指す議案と認めない。市民の不便に鑑み、議会としてもそう理解することになった。

 「今後そのような行政上のミスが生じないよう注意すること」の意見を付して全員可決した。議会の本来持つ権能として、今後かかることがないようにとの「付帯決議」をとの意見もあったが、単に町の区域を変更する上での事務上、それも50年も前の府や市の職員のミスでもあり、議案自体は、地番、区域も当時とは異なっていると言うことで別の議案としても良いこと。それにしても、当時の事務氏処理が出来ていればとうの昔に解決していた案件。委員長報告に注意する旨の意見を付すことで、多数決で付帯決議をつけることに否決した。

議会と行政の認識の違い。議決に時効はない。同じ議決案件を50年後とは言え、議会が議決する。行政は、地番と区域も変わっており、別の議決事案とする考え。

十分審議して、議会も行政も議案は慎重に審議する意識が確立できたことで結果良しとしたい。それにしても、これほどの心配される案件。行政は出した案件は与党多数で可決してくれるだろうとの安易な思いがないだろうか。議員も選挙の洗礼を受けている一人の政治家。2元代表制。そんなときには、行政側にも立場・立場の役割があると思うが。

そんなこんなで、充実?した委員会。午後3時10分終了。帰宅。頭痛がひどくて、遊びの城サポーターに行けず。残念。

夜まで頭痛を癒す。今も痛い。

ブログに不釣合いな写真は、地中海マルタ共和国 何故?英語の武者修行に行った娘が撮影したもの。帰国したものの時差ボケでただ今帰郷中。

by ando-ayabe | 2008-09-17 21:05 | 議員政治活動  

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