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明日への遺言

7月20日(日)
またまた暑い日になりそうだ。
朝7時20分熊野神社の草刈り・水無月大祭の準備。ひと汗かいて帰宅。冷たい水で身体を拭いて、午前10時30分口上林川祭りに。暑い川原での遊びだ。子供の頃なら平気で川遊びしたものだが、今日はそんなわけにも行かない。
源太郎君と大槻悟君と三人で、いやいや小源太と4人で暑い中川遊び。
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上林の各地区連長さんや口上林の馬ちゃん。市役所の皆さんも沢山お越しになっていた。よしずの陰でしばし川遊び。
名畑の鹿肉の揚げや、太陽の反射熱で揚げたニンニク。向町炊き込みご飯。武吉の石焼ハンバーガー、忠町のヘシコにぎり。地酒の燗囃子
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地元の皆さんの手作り満載
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木下議員や白猪議員、地元の森議員、川北議長など皆さんご来場楽しいひと時でした。孫がいたらつれてきてやりたい。そんな思いがフッとした。
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小源太も帰りの車の中ではクッタクッタでお休み。

午後2時帰宅。暫くすると、ぼーっと。お酒のせいか?頭がくらくらしてきた。

平衡感覚が取れない。夕方、家族に「メニエルかなー?」いいや「熱射病の一種じゃない?」
家族で夕食に出かけるはずが、とてもお付き合いできない。娘と奥さんでお出かけ。ゴメンナサイ。クーラーの聞いた部屋で凍り枕をあてて安静にする。


7月21日(月)
朝。ようやく頭のふらふらが直りかけていた。朝9時。井倉町の諏訪先生からTEL。「退職公務員連盟」に加入いただけるそうで会費をちょうだいに上がります。
昭和58年。谷口市長の時代直後このまま行けば財政再建団体に転落する危機があった。当時、谷口市長は京都府庁から鬼の北脇といわれる人を綾部市役所の総務部長として招聘。当時労働組合と市役所との間にあった、職員の厚遇取り決めを58項目に渡り改革。あらゆる優遇を廃止した。その北脇さんは、京都府に戻り要職を経て退職。今は長岡京市の監査委員に。
その北脇さんが、京都府退職公務員連盟の副会長。

「安藤君。市役所の職員の退職者は誰も加入していない。何とか君も戦力になってくれ」退職公務員連盟とは、公務員の年金制度を維持し年金額を増額させようとする団体。

昨今、公務員の年金は減らされる傾向にある。厚生年金よりも恵まれていると言われる公務員年金。私は、公務員年金は一種の企業年金ではないかと思う。今でこそ公務員の待遇は民間と比べて良くなっているが、かつては公務員は民間比較で条件も悪く、年金ぐらいで保障をしなければしかたがないとまでいわれた。

今では、派遣や請負など民間企業の労働者の条件はどんどん悪くなっている。公務員だけが良い目をとは行かない。しかし、未だに公務員には雇用保険もない。再就職もなかなか困難。そんな状況にある。公務員のみならず年金は老後の貴重な収入源。年金制度全体が国民の納得がいく制度となるよう運動も強めなければならない。北脇さんとの義理と人情の世界でもある。加入し、会費を支払った。

10時30分 中丹文化会館映画会「明日への遺言」(藤田まこと主演)を観に行く
戦後のGHQ戦勝国裁判の模様だった。陸軍東海軍管区岡田資中将の戦犯裁判の模様だ。アメリカ軍の名古屋北部の無差別爆弾攻撃。一機のB29の乗務員ガ名古屋へ不時着。何名かが斬首。2万人が死亡した名古屋空襲の報復か。それとも日本軍の規律に基づいた処刑か。無差別爆撃の非を戦争犯罪法廷で堂々と戦った。

当時の日本人の心がよく読める映画だった。家族愛。父親への尊敬、子や孫への愛情。部下を思う上司の心。上官の恩に報いようとする兵隊達。今の日本には全く無い。素晴らしい大和魂。男も女も「律する心」を持っていた。

岡田中将に絞首刑の判決が言い渡された。「本望です」。涙が溢れ感動の2時間だった。

外は炎暑。涼しい館内で心が洗われた。素晴らしい映画。「明日への遺言」

しかし、現実は、戦争犯罪人を逃れようとする軍幹部もいた事実も一方である。誰もが勝てる目処のないと見ていたアメリカとの戦争に狩り出した当時の軍部の問題はあるとしても、一人一人の日本人が国を家族を愛するが故に戦って散っていた。

指導者の誤った判断を正す謙虚さ。時の流れに逆らう勇気がどんな時にも必要だ。

by ando-ayabe | 2008-07-21 15:02 | 日々の生活  

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