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第9回全国水源の里シンポジュウム参加

10月20日(火)
今日明日とは子供見守り隊へお休み。
午前7時45分 17人の議員と共に岡山県真庭市へ。第9回全国水源の里シンポジュウムが真庭市で開催され、全国協議会の会長市の議員として参加。今回は、議員のほぼ全員が参加するという盛況。真庭市の取り組みは、藻谷浩介氏の提唱している里山資本主義のモデルともなった地域。

最初に、そのことを知ったのはもう数年前。正月のNHKの番組で、藻谷浩介氏が、特集番組で真庭市の取り組みを紹介した。琴線に触れるとはこのこと。直ぐに真庭市に電話し会派視察を申し込んだ。同時に、市の職員にもぜ参考となるので一緒に行こうと誘った。市長から企画部の職員の覇権も認めてもらい2月だったか視察を敢行。やはりテレビの影響は大きい。全国から視察が殺到していた。昨年、京都府副知事だった太田昇氏が真庭市長に就任されたことも手伝い、どんどん真庭市が身近に感じられ、他の会派も視察に出かけたりと近い存在となった。

地域資源の面では、とても綾部市が同じように出来るものではないのだが、森林資源の活かし方や、地域観光の在り方など相当勉強になったものだ。
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その真庭市で、今日明日と第9回全国水源の里シンポジウムが開催される。
綾部市からは、議員団17名をはじめ水源の郷地域の市民の皆さんもご参加いただき、70名近い人数で参加。バス2台に分かれ中国道を走り、お昼過ぎに到着。
午後0時30分 会場となる勝山文化センターに到着。周辺は「勝山喧嘩だんじり」の開催期間中でもあり、会場周辺もとても盛り上がっていた。
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午後1時から主催者の真庭市長から開会のご挨拶。
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その後、岡山県副知事、総務省過疎対策室長、
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全国水源の里協議会会長の山崎市長が挨拶。
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その後、明治大学小田切徳美氏から「見えてきた農山村再生」と題して今日までの水源地域の調査の結果から、少しづつ、農村再生の道筋が見えてきつつあるとの調査報告がされた。
その後、午後3時からは、全国水源の里フォトコンテストの表彰式に続いて、真庭市や岡山市でで活躍する事業者・地域おこしの若者・旭川下流域の岡山市で若者中心の地域おこしに取り組む女性、そして太田真庭市長を加えパネルディスカッションが開催された。
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真庭市ならではの木質チップによる発電事業や水源地域での身近な地域づくり事業など興味を持って聞けた。川上は川下を思い、川下は川上に感謝する。という理念は旭川を通じて、岡山市と真庭市での取り組みが古代からも水運として、また水源として生かされてきた歴史的背景も見逃せない。製材業も何社か存在し、銘建工業という日本有数の木材合板会社も存在しており、素材を生かす地域資源は豊富にあった。それらをどのように地域全体に活用していくのかが大きな転換点だったのだろう。
 翻って綾部・福知山は由良川中流域で都市が発展してきたという地域性。そして中流域で水害の被害に苦しんでいる。もちろん水運として由良の泊り経由の北前船水運はあったものの、上林や美山からの木材の切り出しでは、それほどのものでもなかったと推測できる。そのことが製材業などがあまり発達しなかった歴史でもある。
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 しかしそうはいっても、今ある資源を最大限生かし、里山資本主義を確立するのかはまだ模索が続いているが、綾部ならではの戦略はあるはず。特別市民制度などは良い例だし、新たな産業を生み出す契機にもなろう。馬路村のゆず栽培や上勝町の葉っぱビジネスなど、それぞれに地域の資源を最大限活用し里山ビジネスへと展開する切り口はあるはず。既にもう動いている。更なる大きなモーメントにしていくだけだと思う。綾部なりの取り組みは続く。

午後4時50分 大会アピールと次回第10回開催市を綾部市で開催するとの発表がなされ大会は終了。

午後5時からは交流会そしてそれに続き、午後8時からは湯原温泉のホテルに帰って、綾部市での地域の皆さんとの交流会と続く。

午後10時 同室の高橋輝議員と議会事務局の佐々木次長と3人で、それでも湯原に来たらダムの下の露天風呂だろう。とのことで、終了間際だったが、入浴。気持ちよく眠れた。












by ando-ayabe | 2015-10-20 23:24 | 議員政治活動  

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