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総務教育建設委員会行政視察1日目

5月27日から29日まで、3日間。議会総務教育建設常任委員会の2年に1回の行政調査出張に。
先進都市を視察勉強し、本市の所管委員会活動を活発に行おうという趣旨のもとに、2年に1回国内行政視察を行っている。以前は毎年であったが、経費節減を目的に、数年前から2年に1回としている。

27日は、子供の学力全国ナンバーワンの教育行政を進めている秋田県の横手市教育委員会へお邪魔した。もちろん広域合併で、東北地方の諸都市は概ね10万人の自治体がほとんど。
したがって参考になると言っても、規模が違うのだが、不思議と人口は3倍以上だが、製造品出荷額は1.3倍。卸・小売販売額は人口規模の通りの差があるが。それを見ても、綾部市は「ものづくり」に特化した都市として、今後も発展を遂げるべきだと思う。
横手氏は、人口9万7千人、面積約700平方キロメートル。(本市の2倍)
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教育の町横手
横手市で本市と大きく異なるのは、大胆に学校統合を進めていること。教育委員会事務局に中堅の教職員を割愛人事によって市の職員として、教科ごと(国語・算数・理科・社会・英語・特別支援)の職員(指導主事6名)を配置し、徹底した学校訪問による指導を強化していること。全国学力テストの結果を学校ごとに独自評価し、教育長の学校訪問時にその学校の学力上の課題となった教科の指導方針を説明し、課題克服に努めていること。言語活動を強化するため、学校司書補助員を多数配置している。いじめ不登校の徹底した生徒指導。教育相談件数は年間700件。専任の教育相談員を配置し、児童生徒・保護者・学校関係者の指導相談を実施している。市町村合併に伴い合併時点で統合スケジュールを作成、専門課を設置し学校統合を進めている。

中堅指導主事の職員さんが応対してくれたが、自信を持って横手市の子供の進路実現に向けて徹底した学校の指導を行っている感がうかがわれた。

綾部市も人口規模は異なるし、指導主事の配置条件も異なるが、参考にすべきところは多々あるように思う。本市においても「学力テスト」の結果を厳しく評価し、各学校の課題の洗い出しや指導方法に更なる工夫をすべきではないだろうか。秋田県では、パソコンで、自校の学力テスト結果がチャート式で分析できるようなソフトもあると言う。本市や京都府がどのような様子なのか調べてみる必要を感じた。秋田県は福井県と並んで、全国学力テストでは上位県の常連。学ぶべきところが多いように思う。

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昼食は、B級グルメで全国的に有名な「横手やきそば」を食べた。午後2時間。上記の研修。

午後3時。次の訪問地「山形県酒田市」へ3時間かかって移動。

by ando-ayabe | 2013-05-27 23:49 | 議員政治活動  

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