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商業施設と商店街

4月27日(土)
春の行楽シーズン。連休に入った。綾部でも心なしか車の数が増えたような。娘も短い休みで帰省。
都会では新たな商業施設がオープンしたり。大阪でも「きたうめだグランフロント大阪」がオープンするなど梅田地区の再開発が進んでいる。

商業施設を次々とオープンして消費が伴うのか心配なことではある。と言うのも、かつて大阪南港に大阪市の3セクが建設した業務用施設も、華々しいオープンだったが店舗の撤退が相次ぎ今や大阪府庁の分庁舎になっている。大阪西九条に出来た複合施設も破たんして失敗している。阿倍野にも日本一高い商業施設がプレオープンしたが出店は100パーセントではないと聞く。

人口は減少し、高齢者が増加している局面で、本当に需要が見込んでいけるのか?綾部では、西町商店街など中心商店街は本当に苦しい状況の中で、商業者の皆さんに消費者の利便性を確保していただいている。大型店舗を作ることは消費者の消費の選択にとってはプラスだが、街の流れは大きく変わり、その影響を受けた商店街は死活問題にもなる。

かつてガット交渉で大型商業施設の立地の規制緩和をした日本。当初はトイザラスなどアメリカ資本が入ってきたが、日本企業も大規模店舗化して既存商店街を圧迫。全国各地の中心商店街は空洞化してしまった経験がある。「時代の流れ」と一言で片付けられない影響を及ぼした。綾部でも、人の流れは確実に変わってしまった。春のお祭りのにぎわいが一時だけのものにならない根本的工夫が必要だ。

ゴールデンウイークで多くの人が移動するが、今一度、まちづくりの方向も考えたい。

by ando-ayabe | 2013-04-30 09:58 | 日々の生活  

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