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百薬の長「笑い」

今日は良い話を聞いた。綾部市公民館大会の講演だった。関西大学健康学部教授で、日本の笑い学会(そんな学会あるんだ~)の会長。

大学の研究者の風貌はあるものの、話は、本当に楽しく・難しいところもあったが、気さくな顔立ちで、なんとなく笑いを誘う顔立ち(いや頭)ってな感じのおじさん。

笑いを研究している方だけあって、最初は、学術的な、「笑い」の態様についてお話しいただいた。
「狂言」の笑い方「浄瑠璃」の笑い方を参加者にもしてもらうところから急に打ち解け出して、サラリーマン川柳で笑わし、そして、笑いと医学についてのおはなし。笑いの測定器を研究開発しようとしているとマジな話も。で、機械はまだ開発されていないが名前は付いている『笑ウオッチ』で、笑いの単位は「1アッハ・2アッハ」とか。(笑)

笑いとともに脳からα波とβ波が出るらしい。笑うことで脳内血流が上がり、ベータエンドルフィンが分泌され、脳内モルフィネが分泌され、気分が良くなると言う。

また、笑いには二種類あって、①スマイル(微笑み)②ラフター(笑い)に区分されると。
また笑いには①ホメオスタシス(恒常性を維持するために笑うことがある=人と話していると、怒った顔では話ができないので、笑みを見せながら話すことをその場を維持しようとする本能からそうなると言う。また、笑いには「快笑」と「苦笑」がある。『苦笑』はユーモアの笑いで、想定外の事態に対し笑うと言う。想定外とは、図式のズレを言う。図式とは、こうなるだろうと思うことに対して意外な事態が生じたときに「苦笑」するその笑いを言う。

で、ユーモアの3カ条があって、①物知りになることが必要=物を知っていないと意外性の判断が狭い。②心しなやかにすること=心が堅いと笑いへと心が動かない。③ズレよりズラしのサービス精神
=自分から笑いを取る精神

。何やら学術的に笑いを分析しておられるので難しいように思うが、いちいちごもっともで、時間のたつのも忘れるくらい楽しい話だった。
あまり堅いことを考えず、笑う門には福来るで、笑いましょう。笑いを提供しましょう。

公民館大会は今年で33回目。久しぶりに市民センターで開催された。数年前から議会で提案していた冷暖房を本年度事業で整備してもらって、参加者は温かい会場で、ゆったりと話が聞けた。

正午に市民センターへ行き綾部公民館の「にわかづくり合唱団」の練習。にわかづくりもいいところで、当日の開会1時間前に練習しただけの合唱団。来場の皆さんと一緒に歌うことに意義がある。
「もみじ」「里の秋」「ふるさと」を合唱。

館長の挨拶や教育長のあいさつに続いて、豊里地区公民館の活動報告があった。午後2時40分から件の日本の笑い学会の森下伸也先生の講演。

午前中は、12月4日に計画されている「妙見堂」役員による掃除作業に参加できないので、前日の今日、一人田野町の妙見堂へいき清掃奉仕。「ぬれ落ち葉」に悩まされたが、約1時間参道の掃除をする。その後、熊野神社へ行き、銀杏拾い。雨で、たくさん落ちていたが実は完熟。「臭さい」
合唱の練習で、昼食を抜いて、午後4時おなかぺこぺこ。

公民館大会後、午後4時から5時までは、自民党政経懇談会のチケット販売に2か所を回る。私が預かった分は完売しそうだ。12月10日は石波茂代議士の講演会。きっと満場の入りになるだろう。

午後6時。久しぶりに家内と外食。お昼ごはんを食べなかったので、ビールが美味しかった。

by ando-ayabe | 2011-12-03 23:30 | 文化体育活動  

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