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是正

今朝はいよいよ9月議会が開会になるので、その前の第2回議会運営委員会。
議会運営は一発勝負ではない。どんな組織でも同様だが、最初から総会は行わない。総会の前に、幹事会とか役員会というようなことがある。今日も、議会本会議開会直前の役員会のような協議をした。

提案者の市長から、教育委員5人中1人の委員の任期が平成23年9月30日に満了になる。そこで、執行部としては、新たな委員の任命について議会の同意が必要なので、明日の本議会に提案するので、事前に任命する委員の提案予定者の説明がなされた。
 また人権擁護委員に関しても23年12月31日で満期になる委員の推薦にあたって議会の答申が必要なため、同様の説明が行われた。
退任される教育委員は、酒井紀子さん。平成15年10月から2期8年委員として職務にあたられた。
このたび新任委員として四月朔月(わたぬき)さんの就任について同意の提案がされる。
人権擁護委員には、引き続き青野美智子さんへ委嘱を継続する諮問をされるそうだ。

議会運営委員会では、それぞれ、人事案件については、これまでの慣例に基づいて、全員協議会で、執行部から説明を求め、説明後本会議で即刻採決することで合意しており同様の処理をすることとした。

その他、1日目から3日目までの議会本会議の内容、陳情の処理、初日のタイムスケジュールなどを決め、開会後30分で委員会会議終了。

その後、一般質問の内容調査のため各課を回って帰宅。昼食後、青野町のせんだん保育園へ。高倉議員と吉崎進議員もご案内し、保育協議会会長の吉住園長に面会。昨今の子ども園をめぐる国の動向について御教示願った。
また「子ども・子育て新システム検討会議」の中間とりまとめを受けて、綾部市の今後の取り組む方向を取りまとめたポイントについて保育園側の見解もお聞きした。

綾部市議会では、昨年の9月議会で、幼稚園保育料の平成23年度の改定に際して、およそ倍になる保育料UPの執行部提案に対して、①あまりにも唐突で、幼稚園入園者等に対する説明が不足していおり十分な説明をすること。②幼児園化されていない地区の幼児保育・就学前教育等に関する方針を決定することの条件を付加し平成24年4月に保育料改定することで議案を修正し可決した。

本9月議会にあたって、綾部市では議会の修正通り、平成24年度から保育料が変更になることを事前に周知するとともに、国の方針が決まらない中で、市の方針を出すことに困難性があったが、八田地区の幼稚園の子ども園化、物部保育園の公設子ども園化を明確にするとともに、綾部幼稚園は5歳児の1年保育の公設子ども園化を目指すこととし綾部幼稚園と綾部小学校との幼小連携を強化し、就学前教育を充実する旨の方向性を示した。一定の方向を示されたことを評価をするとともに、相対的判断に基づき綾部の現実を踏まえた賢明な方針決定だと思う。

少子高齢化が進む中で、平成25年度を目指して子ども園化を進める方針のもと保育料も公定価格設定を求められる。来る25年には、すべての子ども園での保育料負担の公平化を目指すことになろう。

幼児園希望プランと幼稚園とは、教育方針・内容が同じであるにもかかわらず、幼稚園保育料と比較して倍以上の格差があった。保育園側から、幼稚園と保育園との保育料の格差是正を求められていた。はっきり言えば、中筋幼児園での希望プラン開始時の四方前市長時代に解決しておかねばならない問題を山崎市長に代わって幼稚園保育料の改定を決定したもの。

議会では、既に経過措置を設ける中で、保育料の改定を議決しておりこの決定が変わることはない。
あとは、幼稚園、保育園、幼児園の関係者・子育て世代の親の意見や希望を聞きつつ、今後の子ども園化に向けた種々の議論を重ねて行けばよいと思う。もちろん子ども園になれば保育料は応益負担に変わる。子ども手当のバラマキ施策を改め、子ども園に対する充実を図ることも取り組まねばならない。

議員は片方聞いて沙汰してはいけない。色々な利害得失。それぞれの思いを斟酌して全方位を見定めて最終妥当な判断しなければならない。その判断は、それなりの覚悟をもって臨むこと。中途半端に動き回らず、よく聞いて、過去の経過も把握し、これからの少子化の流れも見定めつつ、現実対応可能な策を考えなければならない。行政はずっとそれを進めてきた。政治家も空理空論でなく、現実を見つめ、なおかつベストな選択を判断することが求められよう。

その後一般質問準備。午前3時まで。

by ando-ayabe | 2011-09-05 13:37 | 議員政治活動  

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