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疾風・勁草

「疾風に勁草を知る」山崎市長が4月9日 綾部市民センターでの府議選挙最後の個人演説会で語った言葉。

長いような短いような4年間だった。

思い返すと4年前、7千3百票もの多くの皆さまのご支持を得たにもかかわらずまさかの惨敗。あのときの悔しさ、無念さ。今思い返しても、忘れることができない。政策論争ではなく、権力集中の親子批判や対立候補への同情論。自陣の立候補時の確執など様々な状況の中で負けたように思う。

あれから4年間。もう一度原点から、地域の皆様の悩みや希望をしっかりと、お聞きして、地域に根差した活動をしようと、平成20年度から、四方源太郎後援会・自由民主党・市議会民政会・創政会の4団体で12地区17会場を回って地域の皆様500人の皆さまの生の声を聞いてまわった。要望事項400項目を整理し105項目の要望書にまとめ、国や府や市へ要望書を提出した。

地域経済が低迷する時期。こんな時こそ、地域の産業を守らねばならない。と、業界団体の皆さんの要望をお聞きし、公共事業の入札方法に関しても、指名競争入札から一般競争入札へ、また入札時の最低制限価格の設定など建設業の経営安定の取り組みや市内消費を呼び起こすための提言を市へ提出したり、寺町では、府営住宅問題にも取り組んできた。四方源太郎を応援する市議会議員団と四方源太郎君は皆さまの声の実現のため、地を這うように地道な要望活動をしてきた4年間だった。

国土交通省福知山工事事務所へ国道27号や由良川改修などの要望を提出したり、府は中丹広域振興局へ、本庁へは、交通対策部長(当時神敏郎部長)に面会し、都市計画調整区域の建築に関する京都府の付議基準の改善提案をしたり、JR西日本舞鶴鉄道部へ行き、鉄道沿線の除草の徹底など大きなことから小さなことまで、二人三脚で地道な活動をしてきた。

そして「国道27号の歩道整備による拡幅改良」を始め、府道・市道の改良、信号機設置、有害鳥獣対策・過疎地への光ファイバーの整備や携帯電話不感地域の解消、紫水ケ丘公園整備など多くの地域課題の解決や改善の成果を得てきた。
 
 それら活動は地元の自治会長さんと四方源太郎君や市議が書類を作成し、関係機関に提出して実現したことを多くの自治会長さんたちは覚えていてくれた。
 とりわけ国道27号は、四方源太郎君が味方自治会や谷垣代議士などと協議を重ねて実現したものであるということは沿線住民の多くが知っていることだった。

また、田野川の改修や府道安場田野線の斎場前の府道改修も田野自治会長さんからお伺いし、私と田野自治会長さんと綾部市副市長に要望し、京都府の公募型公共事業で実現したものであることも有権者に訴えた。

自民党綾部支部組織も、再構築した。個人商店のようだった自民党支部組織は、支部長以下役員全員を一新。新生組織に衣替えし、地道な活動をしようと、支部党友を作ったり、研修会・勉強会の開催や政策懇談会を開催し、組織強化と拡大に努力した。東京研修も実施し、義家参議院議員との意見交換会を行ったり、支持者交流グラウンドゴルフ大会の開催など楽しい組織作りを進めた。中央組織は野党への転落後組織強化がまだ緒に付いていないが、綾部支部はいち早く組織再構築を目指していた。このような実績も作り上げて今日を迎えた。

「実績と継続」と主張する対立候補の「実績」なるもの。自治会長さんや地域の方々、市議が一生懸命に取り組んできたことで本人の「実績」ではないことを、関係者は知っておられた。

昨年1月の市長選挙では、民主党国会議員と一緒に「民主党政権と結びついた府議・市長でなければ綾部市に補助金は下りてきません」「よそ者市長に市政を任せられない」と声高に叫びながら、「立候補者の中で唯一の無所属候補」ですとか「山崎市長とは仲が良く今も街宣車に乗ってもらっている」「山田知事とは親しい」といった政策とまったく異なることを主張されていることを有権者は見ていた。

勝つためなら手段を選ばないことは選挙ではよくあるが、こちら側は「しっかりと4年間の活動を皆さんに報告し候補者のこれからの府政に臨む考えを訴えれば有権者はちゃんと見ていてくださる。」それを信じて選挙戦を進めた。
 
私は政治家を志す者は、まず何より
①真面目であること
②嘘を言わないこと
③ブレないこと・真実一路
④市民と向き合い市民の願いの実現を図る努力をすること
だと思っている。

四方源太郎君は福祉移送サービスを早くから「一途」に取り組んできた。そして全国に誇る立派な福祉移送サービスの組織を作り上げた。37歳の若さで「一途」に進める。そんな政治家がこれからは必要だと思った。

今年60歳を迎える私。この歳になると、政治家としての賞味期限はあとわずか。これまでの経験や知識を生かして次代を継ぐ人たちに「夢と希望の道を築いてあげる」ような年代ではないかと考えている。

政治家は市民の皆さんからの税金で仕事をしている。その上では、市民のための仕事に精神的にも徹底しなければならない。情で政治家を作り出すものではないことは言うまでもない。

綾部市民が真に政治に求めることに真面目に向き合って政治の力で課題解決していく。そんな政治家を選んでいかなければならないと思っている。

私は、市議会議員として、市民の皆様の身近な声を市議会議員がお聞きし、そして市政・府政に生かしていく。府議は、市議と連携し、市長と連携し、制度として府北部の統一した要求実現に努める。連携し合い絆を強めながら、市民が住んでよかったと思ってもらえる綾部・府北部・府政実現のため、「滅私」で働かなければならないと思っている。
 だからこそ、若き将来のある政治家・四方源太郎君に府政・府議会を任せたいと考えた。「政治経験も実績もない。市議から出るべきだ」と言った話も聞いた。しかし、多くの国会議員はむしろ市議も府議も経験せずに国会議員となっている。市議から出るべきだという議論はまったく意味が無い。色々な経験や活動をしてきた人が各ステージで生かされれば良いと思う。民主党の小原舞さんだって、田村亮子さんだって、市議も県議の経験は無いがしっかりと政治家として活動されている。

この4年間厳しい逆風の中でしっかりと地に着いて雑草のように這いつくばって活動を進めてきたことが、今回の結果に現われた。
 しかし、それは途切れるものではなく、これからもずっと「真面目に」「一途に」続けていかねばならない。
 多くの市民の皆さまの寝食を忘れての応援の積み重ねによって今があると言う事をしっかりと受け止め、そのことを忘れずみんなの希望の実現のために「滅私」で働いて欲しい。

「浮かれず・初心忘れず」
選挙は終わったが、政治家としての戦いはいよいよこれからが本番だ。

by ando-ayabe | 2011-04-10 23:18 | 議員政治活動  

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