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礼・義・廉・恥

3月21日(日)春分の日
午前中は、10時に来客。1時間懇談。

日本会議の情報誌「日本の息吹」に陽明学者の安岡正篤著の「人生信条」の一文が載っていた。「国家を維持するのに必要な四つの大綱がある。その一つが断たれると、国は傾き、その二つが絶たれると国が危うくなり、その三つが絶たれると国は転覆し、その四つが絶たれると、国が滅亡してしまう。国家を維持する四つの柱とは、第一に「礼」(人間関係や秩序を維持するために必要な倫理的規範様式)第二に「義」(倫理道徳に叶っていること)第三に「廉」(無私無欲)であり第四には「恥を知ること」

今の国の様相は、国家のリーダーが「恥を知る」ことすらなんとも思わない。「嘘」の上塗りばかりを厚顔不遜な態度で答える。カメラの向こうに国民がいるのに。政治と金の問題。国民に政治家として何の説明もせず、平気で時間の経つのを待っている。国民の生活態度に影響を与えないはずが無い。まして、子どもに対する影響は大きい。国家への忠誠心や親・大人への思いは尊敬と言う言葉から「嘘つき」と言う言葉に代わる。
もう既にこの国は滅亡への道を辿っているのかもしれない。

民主党の政策を見てみると、とても国家を遠望して政策を展開しているとはとても思えないような、その場あたりの政治をおこなっているのではないかと疑いたくなるようなものが目白押し。国民の祝日を地域によって変えようとする取り組みも同様だ。「祝日」の意味すらわかっていない。いやむしろ解っていて意図的にやろうとしているのかもしれない。「祝日にはそれぞれ歴史的な意味がある。休日さえ取れればよい。分散して観光振興図る。色々な問題が指摘されている。個々で説明するまでもない。

午後、自治会の賛助会費を頂戴に町内の商店を回る。午後3時。源ちゃんの友人の京都府の職員さんと、権限委譲の推進について意見交換。議会でもどんどん権限委譲を進める動きをしなければならない。

地方のことは地方で責任を持つ地域主権(地方分権)大変良いことだ。地域の特性を生かして活性化できる制度規則を作ればよい。しかし、今の流れは、原口総務大臣が主張している「地域主権」とは大分違った方向に国家が向いているように思う。国が直接補助金を配ったり、中央政府を握っている政党が一党独裁のように補助金を差配する。まるで中央集権・大きな国家を目指しているようだ。国家は国防や外交に重きを置くこと。地方のことは地方が。国家のカタチはそういう方向に動いていると思っていた。民主党政権になっても、一向に権限委譲は進まない。

午後5時。埼玉の従兄弟が春季彼岸法要で帰郷。1時間話しをする。午後6時帰宅。

by ando-ayabe | 2010-03-21 22:33 | 日々の生活  

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