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ほふく前進

6月10日(水)
午前9時30分から議会運営委員会。
6月議会の提案内容について執行部から説明。議会運営委員に説明が行われる。

6月議案は、「平成21年度綾部市一般会計補正予算(第1号)」一般会計についてのみ36,726千円の増額補正。主な補正額は、中学校体育館改築に関する設計委託費(33,117千円)、畜産施設整備事業費補助金(2,339千円)、国際交流協会設立10周年記念事業に対する補助金(910千円)

中学校体育館の改築設計は、綾部中学校、豊里中学校、上林中学校の3校の体育館を改築するもの。どうして急に改築することになったか。当初予算では、話しも無かったから驚きだ。一昔前なら、「計画性の無い」というところか。
 執行部の説明では、今回の国の経済対策、14兆円の補正予算。地方公共団体への財政支援措置として、地域活性化・公共投資臨時交付金1.4兆円を財源としてほぼ地方負担額の9割を交付金財源とする旨の経済対策に対応し、この際チャンスと事業実施するもの。

いずれ体育館は耐震工事を行わねばならない。それならいっそのこと特定財源が確保できる今がチャンスということのようだ。臨機応変で理解はできる。
 綾部中学校など今回改築しようとする施設は、昭和30年代に出来た施設。老朽化の部類だろう。耐震工事も大変だ。しかし、同じ改築するのなら、演奏会にも発表会にも使えるような200年住宅ではないけれど、将来性を見通したしっかりとした設備を備えた施設にして欲しいものだ。間違っても芸術作品のような施設は必要はない。誰が何の目的で使うのかコンセプトを明確にした設計を願いたい。

一方の地域活性化・経済危機対策臨時交付金1兆円に関しても、(これは今回の補正予算には計上されていないが、国から綾部市に交付される交付金は2億7千2百万円となっている。)事業の趣旨を生かして、計画性のある市民にとって「今」必要なものを整備して欲しい。できれば、産廃を一杯生むようなことではなく、リニューアルなど資源環境に配慮した事業が大切だ。大前提となる、地域の経済活性化。そのためには、平成20年3月に私たち自由民主党綾部支部が要望した、「市内事業者・商業者の経営・仕事おこしにつながる事業」をチョイスすること。

国の経済対策。地方の経済活性化対策は公共事業オンパレードの感。一昔前に戻ることが無いように、今、子育て世代は悲鳴を上げている。日本版サブプライムローン問題は足元に迫っている。1千万円も2千万円も税金を貰っている国の政治家・官僚に足元が見えているのか不安になる。地方とて同様だ。綾部市民の所得実態・感覚から比較すると決して安いとはいえない公務員の給与・報酬の実態で、なおかつそのお金は国民・府民・市民の税金であることを自覚しなければならない。

その他の議案は②以久田野総合開発で取得していた土地の買戻し。土地の取得価格と面積の関係で、議案対象に。③綾部小学校の耐震工事の契約議案(これも、契約価格が、地方自治法96条の議決事件に該当するため)④京都地方税機構の設立議案(これは、府税と市税を広域連合組織で、統一して徴収しようとするもので、滞納整理に府の職員や市の職員が入れ代わり立ち代り滞納の家を訪問するのは非効率で、合理的だと思う。)
⑤その他人事案件(固定資産評価委員)と、府下の市町村職員の退職手当組合の規約の改正(これも広域組合に加入しており関係する自治体で同意が必要となる。)

京都新聞にも記事が掲載されていた。

 6月議会の開催日程を了承した後「議会改革に関する協議」をおこなう。議会改革には色々な案件がある。議会基本条例の制定から、議事日程の改革まで。一つ一つを着実に時代に適応する議会へ変革しなければ市民から議会の存在意義を問われかねない。

午後1時帰宅。昼食をとり午後自宅の事務室で諸々の事務処理。や6月議会の準備。夕方来客が1人。憂国(市)の志士。前向きなご意見を持参。検討する旨約束。
 午後7時寺町西自治会の元集会所へ。四方秘書と一緒に行く。京都府営住宅ストック計画の説明会。平成19年に策定されたこの計画の住民説明が平成21年。2年間も説明をしてこなかった府の対応に住民から意見が出る。

平成4年に寺西住宅の建替え計画が住民の反対にあい、その後新規入居をとめたため、今では4軒住宅に1軒だけ住んでおられるところなど、管理上も問題な状態が続いていた。住民の方が口にされたこと。「公務員の皆さんは数年立てば人事異動で何処かへ異動してしまう。話が元に戻って過去の経過が忘れ去られ、積み木崩しのように再び積み上げねばならない。そのときさえ良ければ済むようなことでは困る。私たちはここでずっと暮らしている。」

結論は、寺町の府営住宅は集約化の方向で進むと府の意向表明。新規入居は行わないが、空き家の管理をしっかりと府が責任を持って行うこと。(具体的には除草などを年2回行う)
存続する他の府営住宅の入居募集などの情報提供を入居者に行う。など府も現状を改善する努力が約束された。

今お住まいになっている人の多くは、ここを終の棲家にと考えておられる。それなら、歯抜けの状態を改善し空き家を利活用して昔の活力を取り戻すすべがないものか。行政側のもう一工夫で、今の状態を改善させることが出来ると思う。

午後8時半地元の話し合いは終了。合唱練習に合流したが、062.gifで練習は少しに。



 

by ando-ayabe | 2009-06-12 23:47 | 議員政治活動  

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