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心洗

夜回り先生水谷修先生再来訪。

「るんびに園」開園5周年記念講演会
「子ども達を考えるつどい」-夜回り先生とるんびに太鼓ー
と言う会が中丹文化会館で開催された。
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午後1時開会会場の駐車場はほぼ満車。
ルンビニ園は、家族の虐待やネグレスト(育児放棄)、学校でのいじめなどで心が傷ついた子ども達をあずかり、同じ仲間と一緒に学習し生活する仏教の思想を取り入れた心理療育施設。

約30人の子ども達が学び生活する施設です。

設立時にわずかだったがご寄付させていただいて、その後、何のお力にもなれずにいた。
平成16年7月。口上林川祭りに参加した時、子ども達が太鼓を初披露された。あれから4年。素晴らしい表現力・素晴らしい力・ハーモニー。皆で気持ちを一つにして、大きな舞台で素晴らしい発表をしてくれた。

昨年19年度総会に現地の学校を訪問。生活の部屋から教室まで全て見学させていただいた。
藤大慶理事長以下すばらしい職員の皆さんの努力によって生き生きと子ども達が生活していた。

本年で綾部のルンビニ園は5周年を迎える。今日。その記念すべき日を祝う催しが開催された。
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水谷先生は私が話を聞いたのは3回目になるが、いつ聞いても心に染み入る。感動する話だ。
水谷先生は講演の最後に「8・3運動を提唱している」朝8時夕方3時子どもを見かけたらおはよう、お帰り、今日はどうだった?と声をかけて欲しいと話された。

そして、「行政は何している?国は?親は?」と言って事件や犯罪があるたびに子どもの周辺を責める前に、あなたの出来ることから子ども達にかかわって欲しい」と。

綾部市内では、多くの地域で朝の声かけをしている。綾部小学校区でも200人もの人が登録していただいて「子ども見守り隊」を結成。声かけ運動を実践している。
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祝賀会で、北海道旭川市在住の西岡正さんが、お話しをされた。明治の屯田兵で田野町から北海道に渡って140年。3代目の西岡正さん。今でも祖先のふるさと綾部を想い「るんびに園」に多額の寄付をされている。中国で終戦を迎え、帰国途中、瀕死の状態で貧しい中国人家庭に助けられた。敵国の兵隊を助けてくれた人の温かさをつくづく感じ、帰国後中国の都市に教育施設を作り奨学金を出してこられた。中国で日本人排斥の暴動が起こったときも、その町では暴動が回避された。藤さんのとりくみこそルンビニの釈迦の思想そのものだと。西岡正さん。92歳。まだまだやりたいことがある。と意気揚々と語られた。素晴らしい方だ。ルンビニ園には、そんな方々が集う。まるで、釈迦の下に人々が集うように。

心が洗われる一日だった。

by ando-ayabe | 2008-06-23 00:45 | 日々の生活  

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