あんどう新聞ブログ版

andoayabe.exblog.jp

綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

ブログトップ

第1次勧告

6月4日(水)
5月28日(水)地方分権改革推進委員会から第1次勧告が出された。
議員になったときから、「地方分権改革の推進」には関心を持ってきた。昨年6月議会でも第2期分権改革推進委員会の「基本的な考え方」に関して本会議で質問した。
f0111128_0335120.jpg

平成の大合併によって、大きな行政区域を有する地方自治体が生まれた。
それによって、行政施策もその地方(自治体と言うより地方と言うことがふさわしいくらい大きな行政区域)の判断で、その地方の判断に任せて、住民施策を打っていかないと、地方は立ち行かなくなる。そんな思いを持っている。

霞ヶ関で、中央統制を維持しながら、その定規にあうような施策は絶対に打てない。
人口密集地もあれば、1平方キロの範囲内に誰もいないような自治体もある。

それほど大きな開きがある中で、保育園の調理室の広さや小学校の基準面積とか、民生委員の数や条件など中央がきめたとおりにやれと。やらなければ補助金はやらないぞと。

第1次勧告のサブタイトルは『生活者の視点に立つ「地方政府」の確立』となっている。40ページにも及ぶ勧告文で、一気には読めないが、行政経験者なら、目なれた読み易い文書だと思う。

個別の勧告内容には、やや苦心の部分もあり、突っ込み不足を感じるところも。納得するところも。例えば、以前から保育園の入所要件で、「保育に欠ける子ども」が入所要件となっており、保護者は、内職しているとか、働いているとか、民生委員や事業所の証明をつけて、保育園に入れることになる。
 しかし、いまどき、「保育に欠ける子」とはなんと言うことか。時代遅れもはなはだしい。
 それを唯々諾々と国の通知文書に従ってきた地方の役人。それに疑問を感じつつ、保育園の入所申し込みの時に「こうなっていますから、誰か証明を貰ってきてください」とか言って、国の条件をクリアする。クリアさえすれば良い。そんなことが不自然だとは思いながら、直そうと反旗を翻すこともしない。
 今の公務員を責めているのではない。私も含めて、国民も含めて、何で?ということを考え行動しないお上任せの国民性に起因(未成熟な民主主義とも言われている)している

また、民生委員の項目では、ただ単に「委嘱事務の簡素化」が書かれているだけで、もっと事務内容や設置基準においても、地方では高齢化で民生委員の負担が大きく、民生委員を委嘱すること自体が困難化しつつある実態を捉えていない。

市民の皆さんから、民生委員の役割を2段階にして、民生委員をもっと地域と密着するよう、自治会の副会長を民生委員に兼務し、権限を強化し地域内のの福祉推進の総括マネージャー的な役割にして、組長を民生委員サブマネージャとして、きめの細かいそして実効性のある制度にしてはどうかとの意見もある。

この勧告文。全体としては、目からウロコの部分も多くある。
今回の勧告も含め、今後2次勧告へ進む。地方分権改革推進委員会の流れは、基礎自治体に権限を委譲する流れだが、それと同様にマンパワーも移管しないと、事務だけ移譲するのでは、基礎自治体の職員が一人働きの状態になる。

その点。全国市長会でも、地方への人的移譲屋地方の公務員の資質UPも要望している。また、「せんたくの会」も、この分権改革推進委員会の第1次勧告を評価し、実行に移すために監視をしてゆくとしている。

この勧告を大いに評価しつつ、中央省庁が既得権確保のために、勧告をお蔵入りしようと策動している節もあり、勧告通り実行するのか監視しなくてはならない。

職員の皆さんは、もう第1次勧告を読まれただろうか。職員の皆さんにとっても良い勉強材料だ。。是非とも「アフター5」でも良いから、職員同士勉強会でもして、理解しておいて欲しい。数年の後にどんどん府や国からの「通知文書」で、権限委譲が進むはずだ。
勧告文書が届いていないなら、インターネットで、「内閣府」からアクセスできる。是非一読して欲しい。

必ず自分の今している仕事が今後どのようになってゆくのか解る。一昔前、職員の自主的研修組織として、「フォーラム21」と言う組織を作って、多くの職員が、研修に参加したり、市民団体との交流会を開催したり、ボランティアをしたものだ。今はなぜかなくなってしまった。

潰すことは簡単。しかし、一旦潰すと、再度つくることは困難になる。

これからの時代は、職員の一層の資質向上が絶対必要になる。
地方分権推進委員会の勧告の最後にも「人材の育成など将来に向けての行政能力向上の努力を継続し...」と締めくくられている。日常業務に忙しいと思うが、5時からでも、週末の数時間でも。数人が集まって、新しい流れを学んでおいて欲しい。
[PR]
トラックバックURL : http://andoayabe.exblog.jp/tb/8294980
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by ando-ayabe | 2008-06-05 00:31 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)