ヴジャデ

○平成20年度第1回市議会議員特別研修セミナーの講座内容を報告します。

主催者:財団法人全国市町村振興協会 全国市町村国際文化研修所
開催日時:平成20年4月10日(木)~4月11日(金)
開催場所:全国市町村国際文化研修所(滋賀県大津市唐崎2丁目)
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第1講座「イノベーションと社会企業」
講師:一橋大学イノベーション研究センター教授 米倉誠一郎氏
○イノベーションは単に技術革新という意味に止まらずあらゆるシステムや発想自体の革新を意味している。日本は「技術革新」で、大学に研究センターをつくる時、官僚は意味を理解していなかった。中国ではイノベーションを「創新」と訳している。

○シュンペーターはイノベーションを5つの要素の組み合わせを説いている。イノベーションはニューコンビネーション。

〔新しい製品の導入(プロダクトイノベーション)〕
・女性用の化粧品だけではなくニューマーケットとして男性用化粧品にターゲットを当ててみる男性用ファウンデーションとか。

〔新しい生産方式の導入(プロセスイノベーション)〕
・アメリカで開発されたものを日本で安く作る。デジタルテレビはかつて45万円が10万円に。

〔新しい市場(マーケット)の創造〕
・ドンキホーテのような24時間100円ショッピングとか。既存のマーケットではないマーケットを創造する。

〔新しい原料の導入〕
・ペットボトルは、今、環境の時代で、再びビンの時代に。

〔新しい組織の導入〕
・例えば、流通チャンネル。今学生が本屋に行くのは10パーセント80パーセントがコンビニに行く。本のマーケットはコンビニもある。インターネットも重要な流通チャンネル。そのような流れに対応できる組織のイノベーションが必要。

○アントレプレナー(entrepreneur)企業家について
 ・イノベーションを実行する人を言う。
 ・森ビルは今企業が雇用を削減しコストダウンしている中で、森ビル一つ造るだけで8千人の雇用を生んでいる
 ・運送業のクロネコヤマトは、24時間宅配。今はなくてはならない。
 ・エール大学の学生は、「ハブ&スポーク」の論理を打ち立てた。世界の貨物空輸会社FEDXを考案

○デジャヴでなく「ヴジャデ」を。
 ・「デジャヴ」とは、何処かで見たような記憶を認識すること。
 ・ヴジャデは、その言葉の反対語で、見慣れたものを新しく見る感性。異質な人材の意図的な流入を意味する言葉として考えた。
 ・固定観念を捨てて、新たに生み出すことを考えてゆくことは日本には必要。
 ・アメリカでは、免許証がインターネットで取得することが出来る。不正するものと便利になることを比較衡量し、利便向上と一方で不正を厳罰化する対応。
 ・従来の日本人の発想では考えられない。日本に求められているものは、モノからソリューション(システム)の改革。
 ・日本の面積はアメリカのカリフォルニア州程度。そこに47人ものリーダーがいる。米国はシュワルツネガーが一人。四国・九州だけで韓国のGDPに匹敵。日本の国力を正当に評価して道州制度の導入や地方分権による地方独自の課税権など社会制度も含め我が国のシステム改革を実行する時期に来ている。

○日本を元気にする4つのイノベーション 
a.日本のポテンシャルを理解する。
b.イノベーションは技術革新だけではない。
c.ヴジャデの精神
d.ものづくりからソリューションへ

○安倍前総理が主張した「美しい国」は概念的で危険な思想。世界で求められている日本の立場は、「解決の国」だ。政治においても世界第2位の経済大国にふさわしい、世界国々の課題を解決する国家としての役割を果さなければならない。
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by ando-ayabe | 2008-04-13 00:15 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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