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次の一手

10月27日
今朝も朝からしっかりと雨が降る。
午後1時30分。ズボンがびちょびちょになったが、市民センター中央ホールへ。

第3回安全・安心のまちづくり綾部市民大会の開催。約300人の市民が参加。
かつては、交通安全大会・暴力追放大会・社会を明るくする大会などがそれぞれ開催していた。しかし、いかにも同様の趣旨が縦割りで継続していても動員されるほうも忙しい。

3年前から、一つの大会に統合。雨の中参加機関・団体・企業の方々が一堂に会して、犯罪・交通事故・非行のないまちづくりに努力することを誓い合った。

(交通安全)思いやる心一つで事故はゼロ
(暴力追放)暴力団を恐れない、暴力団に金を出さない、暴力団を利用しない
(青少年健全育成)地域で守り育てよう、次代を担う子どもたち
(防犯推進)防犯は日ごと、家ごと、地域ごと
(社会を明るくする運動)防ごう犯罪と非行、助けよう立ち直り

次の一手_f0111128_19172536.jpg全て、運動の標語

特に近年は、子どもと親が関係する犯罪が増えている。
人間関係研究所所長で子育てカウンセラーの有吉實さんが「犯罪の危険からこどもをまもるためにいま地域でできること」と題して約1時間講演

地域や家庭の環境によって子供の成長は大きく影響する。笑い声や明るい家庭に育った子どもは楽天的で明るい。地域が挨拶や笑顔に満ちているとその地域は犯罪が少ない。

子どものサインを見落とすな。子どもが相談したいと思っている時にはしっかりと聞いてやって、一緒に解決を見つけ出す大人の姿勢が大事。

こどもは「どうしたらよいかわからない」と悩んでいる。その時に聞いてやらねば、子どもはイライラしてしまい犯罪への道や非行、いじめへの道へ。

など1時間に亘ってわかりやすい話をしていただいた。

もう少し焦点を絞りつつ話して欲しいとも思った。

「笑顔・笑い・会話」のある家庭は、子どもも生き生きしている。
そういえば、過日新聞に掲載されていたが、全国学力テストの結果。成績優秀な家庭の様子も同様のことが書いてあった。

そして、聞くほうも人の言葉の受け止め方に関して、「人の意見は、自分の足りないところを補ってくれる言葉だと受け止めること」そして「自分の考えをまとめるひとつの選択肢で全てではない」人に意見をされたと腐ったり反発したりせず、真剣に自分の足らないところを心配してくれていると謙虚に受け止めるほうが楽だ。

そして最後に「子どもの良い所、部下の良いところを褒めてやる事」と締めくくられた。

綾部地域交通安全活動推進委員協議会(会長山下博美さん)の皆さんによるショートステージ(寸劇)も大変面白かった。

最後はパレードの予定だったが、雨が降ったいるので、京都府警音楽隊による吹奏楽を聴き4時20分終了した。

感想だが、せっかくこれだけの取り組みなら、
それぞれの活動を具体的にすすめる運動を提起すればもっと実効が上がるのではないだろうか。
①こえかけ運動の実践日の設定(チャレンジデーのように)
②防犯パトロール日を設定し、地域みんなでパトロールする。
③安全・安心参観日の設定
など、集まった人が、行動に移せることが出来る何かを提起することが重要。今日だけの取り組みやそれぞれの取り組みに任せるのではなく、もっと大きなうねりとなるように、成果のあがる具体的行動へと流れをもっていかねば、また来年。で終わってしまうのではないだろうか。

大会を契機に具体的な行動提起を期待したい。

by ando-ayabe | 2007-10-27 18:48 | 日々の生活  

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