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綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

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自治三訣と日本人の精神

3月11日(金)
 今日は、産業厚生環境委員会が開催された。午前中は少し時間もあったので、毎朝読む新聞をじっくりと読んだ。産経新聞オピニオン(いつもの正論の隣のコラム)
~うたかたの宝石箱~満州文化物語。

 リトアニア領事官に在籍する外交官で、ナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人6000人を満州を経て日本そしてアメリカへ逃がし、多くの人命を救った「命のビザ」を発給した杉原千畝と杉原千畝を育てた後藤新平の物語が掲載されていた。

 満州国は、日本が強制的に占領したように今日の史実は語られるが、当時は、満州自体が中国清朝の施政権も及ばず、既に帝政ロシアが東満州鉄道を経営したり、ロシアの影響を受けていたと書かれている。このまま放置すれば、ロシアは、満州を占領し(すでに日露戦争で旅順までロシアは迫っているのだから当然といえば当然。)日本を脅かしたであろう。そこで、日本は満州経営に乗り出した。(侵略侵略と騒ぐ前に、当時の歴史的力関係を学ぶべきことだと思う。)

 で、話は「後藤新平」杉原千畝に大きく影響をしている。後藤新平は、初期の満州経営に先頭に立っている。強力なリーダーシップとアイディアで、満鉄の礎を築いた人物。

 後藤新平は、満州経営は、武力一辺倒の強圧的統治ではなく、文化、民政、インフラの充実に力を注ぎ多民族間の融和を図り総じて国の力を高めていく「文装的武備」の方針をもって文治主義の下に、多民族国家を作ろうとしている。
 満鉄は、鉄道・鉱山・埠頭・土木・教育・衛生行政を担当し、幼稚園から大学に至る各級の学校、総合病院、運動施設、図書館、中国人を対象にした近代教育の学校を作り、日本人には中国語を学ばせた。満鉄各駅には、ホテル「ヤマトホテル」を建設し、欧米の賓客の対応にも当たった。白系ロシア人も多くいるハルピンにロシアとの交流交易、研究に携わる専門家を育成する日露協会哈爾濱学院を創設する。
 哈爾濱学院ではロシア語の勉強が授業の半分を占め、教官にはロシア人を多く採用した。一方では対ロシアの諜報者養成の役割も果たしていたのかもしれない。

 で、その後藤新平の銘「自治三訣」は、「人の世話にならぬよう。人の世話をするよう。そして報いを求めぬよう。」と刻んだと。この言葉は、哈爾濱学院の校訓となり、卒業生の精神的柱となったと言う。死ぬ間際には、「よく聞け。金を残して死ぬものは下。仕事を残して死ぬものは中だ。人を残して死ぬものは上だ。よく覚えておけ。」と言ったとも。

 杉原千畝は、哈爾濱学院を卒業し、外務省職員となり、モスクワ赴任を命ぜられたが、ソ連側からのビザは下りず、リトアニアへ赴任し、後にユダヤ人を救った外交官となる

 この新聞を読んで思うのは、戦前の日本人は、明治維新を経て世界に伍する日本を作り上げていったが江戸時代からの「精神の鍛錬」が良くされていたと思う。そこには武士町民分け隔てなく脈々と続いてきた教育があったからだと思う。江戸時代の日本人の識字率は世界一と言われている。しかし、戦後の民主?教育の下に、とうとう、教師を教師とも思わない児童生徒やその親たちを生んでしまった。テレビでアナウンサーが漢字の読みを間違えるのは常で、時には大臣も間違えることもある。漢字を知らないことがお笑いテレビ番組となり、また学力・学歴のあるタレントがお笑い番組のネタにされることもある。すべてがお笑い「白痴化」されることで視聴率を得ている。情けないの一言だが、それを観て笑っている自分もいる。また、このブログ自体、よく漢字を間違えているし自分自身が戦後教育の中でその一団になってしまったのかもしれない。

今から教育を立て直そうにも、そう一言いえば、「戦前に戻ってはならない」とか、「右翼」と言うレッテル貼りをして、腐敗堕落している日本人の精神を白痴化させたままにしようとする勢力がいることは嘆かわしい限り。改めて、苦しい道ではあるが、正しい日本人の精神に立ち返る教育や政治の戦いを続けねばならない。

午前11時20分 かかりつけ医へ。再び合格点を頂戴した。
午後1時 議会代表者会を開催。3月8日の代表者会を経ての再度の代表者会。各代表者の方々のご理解により会期末まで議会運営することを確認。14日からの予算委員会に全精力を傾けることとなった。

午後3時 一旦帰宅。
午後5時30分 現職時代の仲間が3月で退職することに。半年ぶりに一献かたむける。昔の話に花が咲く。歳か~。


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by ando-ayabe | 2016-03-11 23:30 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)