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綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

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コーヒーとクロワッサン

10月14日(木)
「日本人のための世界史入門」を読み返している。
 最近の中東・西欧情勢を知るには、歴史に帰るのが一番だと思う。たとえて言うならば、オスマントルコの時代に戻ってみると、もうあの頃は、国境などという定義は、ほとんどなく。勢力圏で、時には勢力を拡大していたかと思うと、少し経つと、領地は縮小しているといった風情で、日本のような島国では考えられないことが、日常茶飯事のように発生していたということだと理解できる。
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 娘が残していった第一学習社の「最新世界史図表」(高校の教科書の一つ)を見ながら「日本人のための世界史入門」を読んでいるととても面白い。
 この最新世界史図表には、各年代ごとの世界の地勢図(勢力図?国境?)が掲載されており、オスマン帝国(現在のトルコ)の勢力範囲が図表されている。西はウイーンの手前まで、アフリカはアルジェリアまで地中海沿岸諸国を、南はエジプト、紅海沿海部のアデンまで。東は、カスピ海西岸、イラクバグダットの西まで。1299年から1922年まで600年の栄枯盛衰を遂げながら現在のトルコになっている。その経過の中では、民族・宗教の対立・戦争・紛争を繰り返し、勢力拡大や衰退を繰り返している。図表の右端に「コーヒーとクロワッサン」というコラムがある。一文を紹介すると、

「コーヒーは、ムスリムにとって酒に代わる大衆飲料であり、法学者は礼拝や深夜の瞑想のためコーヒーに覚醒効果を求めた。オーストリアでは、1683年に第2次ウイーン包囲を断念したトルコ軍が退却する際、コーヒー豆を多量に残したため、コーヒーが飲まれ始めたといわれる。 また、ウイーンでは勝利を祈念してトルコの旗を模した三日月型のパンを作って食べたとも言われ、それが後にフランスに伝わり、クロワッサンとよばれた。」

トルコの国旗は赤字に白抜きで、☾と☆。クロワッサンも☾のような形をしている。月を食らった西欧諸国。なるほど雑学的にも理解できる。面白いことはもっとある。

バージン諸島という地名の由来やアメリカのバージニア州の由来などなど、イングランドの処女王エリザベス一世にちなんでいるとか。世界史はたくさんの知識の宝庫だ。

で、何が言いたいか。今、シリア難民が、祖国を離れて、ヨーロッパ諸国へ難民として移動している。そもそも、国境とは?との話し。

日本がその難民支援に900億円の協力をするとか。ヨーロッパ諸国からは、金で解決する日本人。難民を引き受けるべきだとの世論もある。

しかし、そもそも、日本は島国であり、難民がしょっちゅう渡ってくるような歴史や国境の線が年によって変わるような歴史もなかった。そんな単一民族の国家で、難民受け入れと言って、何千年もの長い歴史で移民難民が常態化したような大陸の民族の感覚と、何千年にも昔大陸から渡ってきて住み着いて、その後独自の文明を作り出した日本の感覚が異なるのは至極当然で、難民のための医療・介護・生活支援のためにお金を提供することがどこがいけないのかと思う。

ドイツだって今でこそユーロ圏の盟主のようにふるまっているが、1500年当時つまり、日本の戦国時代にはドイツという国名すらないのだ。当時は神聖ローマ帝国の一部で、何処が国境か?な~んてこともない。1800年代になってようやくドイツ連邦と言う国名が現れるが、それまでは神聖ローマ帝国の一部に過ぎない。

ヨーロッパの諸国は、有史以来、子どもたちが地面に石を飛ばして遊ぶ陣取り合戦を続けてきた国々。移民も難民も昔から常態化しているし、支配・被支配も至極当たりまえの歴史があった国々。

そもそも、中東諸国の国境線引きを第2次世界大戦後戦勝国が誰の意思を尊重することもなく勝手に線を引いたことが今日の紛争の発端ではないのか。日本が中東諸国の線引きを画策したわけでもなく勝手に西欧諸国が行ったこと。

もっと言えば、18世紀から19世紀20世紀の前半までは、西欧諸国が帝国主義の力で、アジア・アフリカ地域から搾取し続けてきた歴史がある。

過去の歴史に立って今日の物事を見ることが日本人には必要だと思う。その上で、極東の島国日本としては何をなすべきか。を考えればよい。ユネスコの世界記録遺産でも同様で負担金だけ世界第2位の負担をさせておきながら、偏向した認定しかできないような国際機関にその歴史的価値を認定する権限を付与してよいものか。
と怒りつつ。冷静に冷静に。







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by ando-ayabe | 2015-10-14 23:55 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)