総務教育建設委員会視察調査3日目(上伊那広域消防)

8月21日(金)
議員の視察調査の是非を時折市民から聞く。視察調査に来られる全国の議員さんの歓迎の挨拶や取り組みの説明をしてきた者として、真剣にその自治体の取り組みを学び、自分たちの地域の行政施策や街づくりに役立てようとする議員さんがいる一方で、取り組みを話し始めて数分もたつと、長旅の疲れか居眠りを始める議員もおられる。話が終わったとたん目が空いて、批判的に質問を始める議員もいる。「何しに来たの?」と言いたくなることも。

綾部市議会議員の視察はそのようなことは無い。説明いただく相手の自治体の担当者の話を聞いて、その場で何点か質問し、自分のものとしていく。先進地の素晴らしい取り組みは、綾部へ戻った後、市議会で「出羽守」と揶揄されながらも「○○市では(出羽)」と先進事例を紹介し、綾部市の施策の充実を訴える議員が多い。

これまでの総務教育建設委員会の視察調査で印象的なのは、以前、埼玉県川越市の女性消防隊を視察調査し、帰綾後議会で女性消防隊組織化を提案。現在の「シルキーファイア」ができたこと。  
 小中一貫教育も、東京三鷹市教委の「西三鷹学園」などを調査し、綾部市小中連携教育を本年度から実現したこと、上林小中学校が一貫校になったことなど、議員の視察調査活動は議員の質を高めるだけでなく、本市行政施策の改革にも少なからず役立っている。

午前9時 松本市内のホテルを出発。長野自動車道から中央自動車道を南下
午前10時 伊那市に本部のある上伊那広域消防本部を訪問。
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 上伊那広域連合議会の議長の駒ケ根市議会菅沼議長様に歓迎のご挨拶をいただいた。
 そして広域消防本部の職員さんから、上伊那地域の広域消防の状況をお話しいただいた。
 綾部市は、消防体制に課題を抱えている。消防署員の充足率の問題。東部地域の24時間救急体制の問題。一次医療特に脳障害等の救急受け入れ対応など、また消防資機材においてもはしご車等の高機能の消防体制の問題など。
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 今、国は広域消防体制を充実させ、機動的な消防防災体制の確立を目指しているものの、なかなか進んでいない現状がある。
 その中で、昨年12月。広域連携を進め広域消防体制を確立した上伊那広域消防本部を視察することができた。
 上伊那地域は、平成11年から伊那市、駒ケ根市など2市3町3村をもって広域連合を組織して、各種の広域行政を連携して取り組んであられる。古くは、昭和46年から上伊那広域行政事務組合を組織され、伝染病、と畜場、ゴミ収集・処理、情報システム、介護認定、児童養護施設、公平委員会などなど、広域行政を進める方がメリットがある行政事務の共同化を進めておられる。

そして平成23年から消防の広域化の検討を進められ、昨年12月広域消防が確立された。圏域人口は186千人、1348平方キロメートルを管轄し1本部、6消防署、署員206名体制で上伊那広域消防本部を設立された。その設立に至るまでの関係自治体との協議経過などのご説明をいただいた。

設立まで一貫して担当された方のお話を聞き、なかなか関係自治体間の財政負担の問題や職員の処遇の問題など苦労が多かったと推察したが、素晴らしい指令センターを見て圏域住民の命と安全を守る体制だと感じた。
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何より、基礎となる広域市町村圏の意識がお互いにスケールメリットを得ながら、身近な住民サービスの質を落とさないサービスの向上を図られようと努力しておられる点。素晴らしいと、我が広域市町村圏を比較して思った。

なぜ中丹広域連携が進まないのか。地方税機構ができた時もなんだかんだと批判ばかりして連合を阻止しようとする勢力もいた。出来てみれば、合理的な税徴収が可能となった。これからは税の賦課もしようとしている。現状こそが最大最高としてしか見ていない旧態依然たる教条主義。これこそが癌。つまり、一方の長野県は昭和45年から広域市町村圏協議会によって行政事務の広域化を進めているが、京都府は、伝染病関係のみでそれ以外は全く進まなかった。蜷川府政の弊害を今日まで引きずっているといっても過言ではない。現状広域消防に関していえば、京都府は極めて消極的とか。

人口30万以上の中核都市が無い状況では、上伊那地域のように広域連携することが最善だとおもう。今こそ小異を捨て大道について、もっともっと広域連合を進めなければならないと思う。
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11時40分 広域消防の調査を終え、塩尻市内へ。昼食は、人気の信州手打ちそば。
午後4時3分 JR塩尻発の中央本線ワイドビューしなの14号で名古屋へ移動し、新幹線、山陰線と乗り継いで、午後7時前。綾部に帰着。有意義な視察調査だった。

視察対応いただいた関係議会の議長さん、事務局様、説明者として対応いただいた関係部所の職員の皆さん。大変ありがとうございました。



 





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by ando-ayabe | 2015-08-21 23:42 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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