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大安心・大交流

10月20日(月)
 雨が降ってきた。気候の変化や気温の変化も身になるようになってきた。まさに季節の変わり目。夏のスーツで行くのか冬物にするか。

 午前中は、あんどう新聞のゲラの校正。議長就任祝賀会の案内発送、名簿の整理、そのほかの事務処理をぎりぎりまでする。
 午後1時公用車で迎えに来てくれる。午後1時半。口上林の黒谷和紙工芸の里へ。群馬県みどり市議会建設常任委員会の阿佐美守委員長以下8名の議員職員が「黒谷和紙工芸の里整備事業」について視察に来られたので、歓迎のご挨拶とともに綾部市の概要説明。廃校活用について調査にお越しになったようだ。

黒谷和紙工芸の里は、谷口昭二市長時代「和紙会館」を作りたいと、東八田の旧酒造会社「八田鶴」の敷地を取得し、整備を目指していたが、地形的にも困難で、建設がとん挫した。その後、口上林小学校が東綾小学校へ統合し廃校になるので、地域振興拠点の目的もあり、四方八洲男市長になって旧口上林小学校を活用して「黒谷和紙工芸の里」を作ることとなり、園部の伝統工芸大学校の理事長のご協力を得て、同大学校和紙工芸専科をこの地に開設していただいた経過がある。
 当時学校や、黒谷和紙協同組合との協議や施設整備にあたってきた者としては、この事業の視察はうれしい。当時は、黒谷和紙協同組合と市の理事者との想いの相違で調整に悩んだものだ。

午後1時20分。施設などの説明は商工労政課の吉田課長に任せて、ご挨拶や綾部の紹介をして、その後副議長と京都へ。

午後4時 京都府庁へ到着。府議会議長室へ。多賀久雄京都府議会議長に市議会議長就任のご挨拶。私が地方課の研修生だったころ、宮津市の財政係長だった多賀さん。その当時の話をしたり現在のことをお話しする。多賀議長からは、私が自民党綾部支部長と議長と兼務では多忙ではないか?他の支部では、ほとんど府議会議員が支部長をしているが、綾部市はどうして府議が支部長をしないのか?と聞かれた。府議が支部長になる京都の他の各支部の状況を鑑みると、府議の個人商店になる恐れがあるのではないか?組織内の市議会議員は一枚岩になって選挙に当たっているのかと問いたい思いがしたが、綾部では、少なくとも私(支部長)と四方府議(幹事長)とは、うまく連携が取れていて、各地区支部長や議員と民主的に議論をして行動決定しているし、選挙でも党勢拡大でも支部活動でも活発に前進していると思っている。以前谷垣禎一氏の選挙において、福知山選挙事務所に集合した各市の市議会議員の顔ぶれを見て、綾部の市議の結束の固さとその裏腹の状況を目の当たりにしたことを思い出す。私は、暫くは支部長を辞める考えはない。

午後4時半 平安ホテルへ。平成26年度京都府議会・市町村議会正副議長合同研修会に出席。 山田知事が講師となり、「大安心・大交流と地方創生」と題して約1時間講演。
 プロジェクターが故障したが、山田知事の持論を展開。特に現在進められている公務員人件費の改正について、国家公務員の広域移動手当制度や、地域手当制度など国家公務員優遇で、地方公務員の給与を地域の給与実態という美名のもとカットしようとする、大きな矛盾をはらんだ給与改定が進められようとしていると指摘。地方公務員の給与改定で、2000億円の人件費削減をする一方で、地方創生特別枠として2000億円を国が地方に財源措置しようとしている。とからくりを指摘。地方6団体の協議があるので物申してきたいと話されていた。

 質疑の時間が設定された。府下の全議会正副議長等が出席しているのに誰も質問しないので、知事に失礼だと思い、新米議長で僭越ながら挙手して質問。

「山田知事の大安心・大交流の時代は大いに評価するが、一方で、人口減少と経済の低迷に悩んでいる京都府北部。国の進める30万人都市への集中といっても、どの都市もその規模がない。それぞれの自治体が生き残りをかけながら、機能的な役割分担とともにそれぞれの自治体の特色を生かしての都市経営が行われている。しかし機能連携するためには、行政サービスのプラットフォーム化や施設サービス等の効率利用のための調整機能が必要だが、京都府広域振興局や保健所・土木事務所はばらばらで、京都府北部を一つとして活性化させていくというターミナル機能がないのでは?振興局の整理も含めて北部の諸都市をどのように創生させていくのか?」

山田知事は私の質問を各都市の地域エゴととらえたようで、「仮に綾部市に北部振興局を統合させたとしたら、ほかの都市が文句を言う。また、綾部市にある振興局を閉鎖すれば、綾部は文句を言うだろう。そうなってはいけない。」「京都縦貫ができれば、東京の八王子くらいで通勤圏だ。いま必要なのは、それぞれの都市がその持っているポテンシャルをもとに特色を生かしたまちづくりを進めることだ。」とのこと。

私は、もっと府北部の大きな構想が聞きたかったのだが。府知事は行政マン出身。無難な答弁だったように思う。山田知事の府北部の地方創生論が聞きたかった。

午後6時からは、席を2階の広間に移して府下27自治体の議長副議長事務局長、合計約200人の「大交流」。府議会正副議長、京都市議会正副議長京都府の3人の副知事を交えて、にぎやかに交流した。それぞれ議会の様子など情報交換をした。
午後8時研修会は終了。
午後10時帰宅。





 


by ando-ayabe | 2014-10-23 07:04 | 議員政治活動  

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