賛成討論

3月26日(水)
綾部市議会は最終日を迎えた。3月4日から始まった議会は、「日曜議会」を開催し、また、本会議場が委員会室と言う変則的なことにも対応しながら、本市議会で前例のない「付帯決議」をするなど、議会の権能も表しつつ、本日が最終日となった。

私は、創政会を代表し、今般の3月議会の総括とも言える討論において、賛成討論をすることとなった。

以下、賛成討論を行った原稿を掲載しておきます。

平成26年度当初予算賛成討論

 

創政会の安藤です。私は今議会に提案されました「議第12号平成26年度綾部市一般会計予算案」、「議第17号 平成26年度綾部市後期高齢者医療特別会計予算案」並びに「議第23号 平成26年度綾部市上水道事業会計予算案」の3件につきまして、一括して賛成の立場から思うところを述べさせていただきます。

 

 極寒の選挙は綾部の宿命とはいえ、あの寒かった冬の選挙を戦い抜いて、山崎ぜんや綾部市長は、市民の多くのご支持を得て、第17代綾部市長として当選され、平成2621日市民に見守られ登庁されました。そして直ちに予算編成作業にあたられ、アベノミクスの三本の矢の一つ「財政出動」つまり地域の元気臨時交付金10億円をはじめとする国・府の補助金を受けて財源を確保され、今提案されている市政施行後2番目に大きな規模の予算編成をされたところであります。

 

 今回の平成25年度補正予算から平成26年度当初予算の内容を見ましても、私たち市議会が常日頃、議会の場で提案してきた、市民の皆様の切実な要望が、いたるところにちりばめてあり、議会と市政執行者が両輪のごとく、市民の幸せを願い、市民生活の向上のため、共に追求してきたことが、大きく「花開いた予算」であると思う次第であります。

 

 山崎市長は今回の選挙戦を通じて「住んで良かった」から更に「住みたくなるまち」綾部を実現するのだ。「医」「職」「住」+「教育」「情報発信」をキーワードとしたまちづくりを。京都府北部地方には良い風が吹き始めた。この風を千載一遇のチャンスと受け止める。 

また、「1期目でローからセカンドにギアを上げてきたが、いよいよ市長2期目はトップギアで直ちにやるべき仕事を進める。」との決意を明らかにしてこられたところですが、まさにその通りの予算編成を組まれており、この予算案に市民も大いに期待をしているところであります。

 

 具体的に申し上げますと、「医」、所謂、医療・福祉・介護・子育てなどの分野においては

 「子育て支援医療費支給事業費」の「中学生入院」までの拡充を始め、「臨時福祉給付金支給事業費」や「介護基盤緊急整備特別対策事業費」、「物部放課後学級開設準備事業費」など、又昨年度からの継続事業であります綾部市立病院南棟の増築工事の2年度目の継続事業や各種の拡充や新規の事業を予算計上されました。

 また、「職」の分野。つまり「農・林・商・工・観光」などの分野には、海の京都事業との連携を図り、交流人口の増加を目指して、5月にオープンするグンゼスクエア内の「都市交流拠点施設」の運営事業費の計上を始め、「海フェスタの開催事業費」、「観光施設案内サイン整備事業費」などの観光振興事業を始め、京都縦貫自動車道や近畿自動車道の敦賀までの完全開通に向け、北部地域へ吹き始めた良い風に乗るべく『工場用地・物流用地適地調査事業費』や「中小企業生産設備リース導入支援事業費」。農林業の振興のための「林業戦略会議開催費」や「京の米産地づくり事業費」「新規就農総合支援事業費」など地域経済を根元から立て直すべき予算も計上されているところであります。

 

また、「住」の分野である、「安全安心・インフラ・公共施設・都市計画」の分野においては、

市役所本庁舎の引き続く耐震化工事を始め、東八田公民館、消防庁舎、人権福祉センターなどの公共施設の耐震化工事の継続。また、台風18号の水害を教訓として、中長期の「内水対策調査検討事業費」や「防災行政デジタル無線屋外子局」の増設。平成25年度補正予算において、原子力災害に対応する奥上林地域での「シェルター施設整備」。また防災基本条例の施行と並行した「自主防災組織育成事業費補助金」の拡充や「総合防災訓練の開催事業費」、又消防関係でも「消防車両の更新」を始め、「消防通信指令システムの更新」など防災体制の充実も図られているところであります。又、将来の本市の公共施設の管理の方針を決定するための「公共施設マネジメント調査事業費」の計上を始め、調査と並行して「橋りょう長寿命化対策事業」や青野豊里線をはじめとする市道整備事業、都市公園整備事業など、「まちづくり」もしっかりと整えていく予算も計上してあるところであります。

 

最後の「教育・情報発信」のキーワードにおいては、上林小中学校の完成を目指して引き続き校舎改築事業を継続するとともに、プールの建設も予算計上され、又、東綾小中一貫校の建設に向けて、「東綾中学校改築の実施設計」に着手するとともに、市内小中学校の「大規模改修」や平成25年度補正予算で、全小中学校・幼稚園の教室に待望の「空調設備」を整備されるなど、将来ある子どもの教育環境を整える予算もしっかりと計上されているところであります。

また、安全・安心にも関わっていますが、現在の市民センターと武道館を統合し、新しい市民センターを綾部の中心地点に整備するための用地買収費や実施設計費を計上されたところであり、本市にとって後世に名を残すほどの、大きな事業が目白押しとなった本年度予算で、まさに、山崎市長が申された「トップギア」に相応しい、「満を持して」の予算案だと大きく評価するところであります。

 その他にも「住みたくなる綾部実現枠の新規事業」などのきめ細かいソフト事業など、申し上げればきりがないほどの数多い新規事業や拡充のための予算案となっているところであります。

 

その一方で、現在の借金残高が140億円、一般会計からの繰入れは毎年10億円近くにまで達して、まだ事業途中の下水道3事業において、将来を見据えた、「下水道料金改定へ向けた審議会」の開催経費の計上や上水道事業の現状分析や将来像を検討する「上水道ビジョン」の策定に加え、「第5次綾部市総合計画後期基本計画」の策定や「人権教育・啓発推進計画の改訂」など各種の計画策定経費も計上され、今日までの課題整理と将来を見通した事務事業の見直しにも着手されることとなっております。

 

 今、反対討論をされました吉崎久議員が指摘された、人権推進団体への団体補助金の問題は、今日においても現実として残っている、差別事象の実態を鑑みるとき、今なお残る差別の根絶こそが今何より重要な課題と考えます。ここ数年のヘイトスピーチの問題や先のサッカーでの浦和レッズの問題にしても同様「内心の自由」や「表現の自由」では片付けられない人間として基本的な「何にもまして人権尊重こそが人間の根本」であるとの視点を再確認する中で「人権教育・啓発推進計画」の改訂と合わせて、他の自治体の例も参考にし、補助金のあり方も検討がなされるものと思っております。

 

上水道事業会計予算案においては、先ほど申し上げましたように、新浄水場建設と並行して、今後の本市の懸念材料たる「給水人口・給水量の減少」に対応し、継続するための総合的な「上水道ビジョン」を策定する中で方向が定まってくるものと考えます。

何事も「短兵急」に物事を進めるのではなく、しっかりと現状を見詰めつつ見直しが進むものと考えます。議会としては、今後の政策形成過程をしっかりと検証していくことが肝要であろうと考える次第であります。

 

後期高齢者医療保険制度に関しては、「そもそも論」をこの綾部市議会で議論していても生産的ではありません。同じ議論をするのなら、今日、増高する高齢者の医療費を減らし、健康で毎日を生活していただくための地域医療や予防医療の在り方を議論する方がよほど現実的で生産的な議論かと考えます。ましてや、今日、後期高齢者医療制度は、多くの働く世代の健康保険組合の支援金負担によって支えられているという現実も見ていく必要があります。平成25年8月には、「後期高齢者医療制度は制度創設から5年以上経過し、現在ではこの制度が十分定着をしている」と社会保障制度改革国民会議も報告をしています。定着している後期高齢者医療保険制度が更に充実するよう、そして医療費負担を誰がどれほど行うのかに関して、今後さらに検討が重ねられることとなっており、引き続き市町村の役割でもある、元気な高齢者をどのように作っていくのかに力を注ぐべきかと考えます。

 

最後に、多くの市民の願いのこもった予算案に大いに期待をするところですが、平成25年度繰越明許費を見ましても、21件で14億円近い繰越予算が計上されており、全体的にも、数多くのハード事業予算が計上されています。地元調整も含めて、大変な事務量が予測されます。少数精鋭主義となっている本市職員の健康も心配されます。健康管理に留意いただき、全庁的な協力で、計画的な事業の執行管理をお願いします。

 寒かった冬も峠を越し、ようやく春らしい日が続くようになりました。厳しい寒さを耐えてきたからこそ、温かさが判ります。この予算の執行を進めることで、本市の経済や市民生活に大輪の花が咲き、厳しかった地方経済や市民生活がこれを機に好転することを願い賛成討論とします。





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by ando-ayabe | 2014-03-28 21:19 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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