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綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

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夏の勉強

夏になると必ず参加する研修会。国際文化研修センター(JIAM)が主催する市町村議会議員特別セミナーへ。
今年はラッキーだが、創政会のメンバー4人が抽選で当たった。北は宮城県利府町から南は沖縄県北谷町まで、全国の市町村議会議員243人が参加。毎年人気の子の研修会。今年は、初日から異色の講師陣でとても新鮮な研修受講ができた。
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午前11時半に滋賀県唐崎の国際文化研修所へ入寮し、オリエンテーションを受けた。朝9時に出発して、京都縦貫道第二外環状線から名神へ入り、京都東ICで降りて、そのまま、湖西湾岸道路へ。1時間20分で到着した。

午後第1講座は、東京農業大学の教授でコミュニティプロデューサ木村俊昭氏 異色の講師と言うのは、氏は、産業振興課長や企画政策課主幹など小樽市の職員として22年間現場で働き、小樽市のまちづくりを現場で進めて来て、その結果内閣府企画官に異動。そして農林水産省大臣官房企画官などを経て、現職に就いている。NHKの番組「プロフェッショナル仕事の流儀」にも取り上げられるほどのカリズマ地域活性仕事人。

いわば、現場のたたき上げで、地域を動かし、小樽市の観光戦略を作り上げ、小樽の現在を創りだしてきている。素晴らしいリーダーシップを持った地方公務員。

「ぬるま湯」では、ゆでガエル状態になってまちの活性化はできない。良い事例だった。「出来ない」を出来るに変える」今は、「構想実現力」にかかっていると言う。関係する人が利を得られるロジックを作る=人が動く仕組みマネジメント力にかかっていると。

昨今、議会でも「水辺に馬を連れて行って飲むか飲まないのかは馬の判断だ」と言うことわざが使われることがあるが、「飲ませるためにどうするか」知恵の見せどころではないだろうか。

すごい迫力で早口の面白い講師先生だった。綾部市の職員にも聞かせたい講師だ。職員をいかにヤル気にさせるのかリーダーの手腕にかかっている。

第2講座は、関満博氏明星大学経済学部教授。
この先生は、福島や岩手の震災を受けた企業の復興の手助けをしながら、その後企業がどのように消費ニーズをとらえながら立ち上がったのかについていくつかの事例紹介をされた。

特に興味深かったのは、中小企業を中心に魚の加工産業の今日的変化を的確にとらえた復興モデルなど。苦しい中でも、知恵と工夫、消費ニーズをとらえ消費動向の変化に的確に対応していくことの重要性を教えられた。

2日目は、西三鷹学園など先駆的小中連携事業を取り組んだり、徹底した市民参加の総合計画づくりで、住んで見たい街ランキング日本一の東京都三鷹市長清原慶子さんの話を聞かせていただいた。特に、今取り組んでおられる「都市再生」と「コミュニティ創生」で進める持続可能な[協働のまちづくり」に関して講演された。

綾部市総務教育建設委員会も15期議員で、「西三鷹学園の小中連携事業」を調査に行ったことがある。小中学校のそれぞれへの併任辞令を東京都教委に交付させ中一ギャップ解消を進められた、小中一貫校を作るのではなく、1中学校に3小学校の連携で上手くいっている事例だ。

清原市長は、20代の頃から、三鷹市の公募の総合計画審議会委員となって、総合計画づくりを進めてこられた実践者。その後大学教授をされていたが、市長に就任し、協働のまちづくりを徹底して実践されておられる。また、三鷹市自治体経営白書を制作し、各部の運営方針と目標の公表をしているとのこと。

講演の最後に
○自治体行政は議会と共に、住民本位の地方自治をめざす。
○自治体では、行政も議会も透明性が高く、説明責任を果たす方向性を目指していく。
○住民本位の自治行政を進めるには、日常的な協働の実践と恒常的な行財政改革の推進
○自治体行政は、持続的改革の推進と、改善すべき前例や悪弊を断ち切る勇気
○法治国家としての厳格さ・厳正さを確保する政策法務の充実を
○理事者、管理職をはじめ、職員の自己変革と向上心による持続可能性を持つ組織づくりが必要だ。
と締めくくられた。
都市規模も異なるし課題も大きく異なるが、マインドは、同じではないか。市民協働をどのようにおし進めるのか。そのためには公開だけにとどまらず市民の参画をいかに戦略として練るのか。サイレントマジョリティ良しとしないところが、清原市長の真骨頂。

綾部市の課題を見据えた「目指す都市づくり」へ向かっての協働をどうするのか。地域・市民に勝手に考えさせるのが良いのか、課題を見据えて、共に汗するのが良いのか。現状では庁内の各セクションが同じマインドなのかさえも見えてこない。

最後は、これまた、濃いキャラだった。

長野県飯田市で36年間まちづくり推進室長や産業部長などを経験し、飯田市の中心市街地再生を実践してこられた、地域プランナー高橋寛治氏。
氏は、飯田市を退職後和歌山県高野町の副町長として数年就任されていたことも知られている。

都市再開発の住民主導の事業推進を進めれれたプロフェッショナル職員。飯田市中心街を100m道路を作りリンゴ並木を作ったり、再開発ビルをデベロッパーに頼らず、[飯田まちづくりカンパニー」を設立し、市民主体の中心市街地活性化事業を進めてこられた。

飯田市へは、議会改革先進都市として、議会運営委員会で、2年前に訪問しているが、当時もリンゴ並木道路は完成していた。

氏の総括として、
○政策によって地域は全く違う形になる
○国は部品を作ってくれるが、完成品を作れるのは[基礎自治体」だ
○今までの延長線上に未来は無い
○一般界は凡庸のみ。特殊界のみ普遍性を生む。

さすがに高野町の副市長。仏教的見方から行政も見ておられる。

今回の研修は2日間だけだった。しかし、講師陣はこれからの道なき道の地方行政の進め方を、多いに示唆してくれているように思う。

道をかき分けてでも、前に進めなければ、明日は無い。凡庸の部類に入ってしまう。

午後2時。草津市を回って、京滋バイパスから2外、京都縦貫で、1時間40分で着いた。

夜は寺の青年部旅行の相談。
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by ando-ayabe | 2013-08-02 22:13 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)