中学生議会開催 熊本市議会

議会運営委員会調査2番目の訪問先 熊本市へ。
調査のテーマは、「中学生による子ども議会について」
熊本氏は、人口73万人の政令市。議員も52人と、綾部市議会とはケタ違いの都市機能を持った自治体で、何処を比較するのかと疑問があるかもしれない。もちろん、議会機能で比較するつもりもなく、ただ1点『熊本市議会で16回も続いている中学生議会』の様子が知りたかったことによる。
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綾部市議会でもずいぶん以前に子ども議会を開催した歴史があるようだ。(私の在任中は無かったので、6年よりも以前)しかし、ノウハウも何もない。一方で、熊本市議会では、16年も続いている。そこで、どのような手法で開催されているのか。現地へ行って直接調査しようと思い立った。ちょうど、時間的には、初日の午後が日程的に余裕があった。事務局に依頼し、温かく引き受けてくださった。

対応してくださったのは、熊本市教育委員会学校教育部人権教育指導室西山室長さんと、中井さん。

平成24年度熊本市中学生による子ども議会の実施要領で説明を受けた。
中学生議会の開催目的は、「子どもたちの市政に対する意見を聞くとともに、次代を担う子どもたちが熊本の暮らしや未来について語り合い、市民としての意識を高める」となっており、熊本市、同市議会、同市教育委員会の主催で、主管は教育委員会とのこと。

教育的側面も持っており、教育委員会の指導主事がサポート役として付いて、この議会が運営されている。
参加定員は、議席の数の通り52人。市内の中学校は52校よりも多く、各学校から一人づつが参加されるようだ。開催は7月下旬から8月上旬で、議会の生徒は、下旬から2日間オリエンテーションにはじまって、議会の仕事や市の仕事のレクチャーを受けたり、班別討議をして、質問内容などの調整をする。

そして質問内容が決まったら、議案として練り上げ、リハーサルなどをして、当日の中学生議会を迎える。
当日は、子ども議長を選出し、市長の施政方針演説を聞き、その後、班ごとに一般質問が始まる。
答弁は、市長以下執行部が行い。市議会と同じような形態をとっている。

質問文やは、6分野に及ぶ。例えば、各班の一般質問は
第1班
○納税意識の向上への取り組みについて
 ・公務員の不祥事について
 ・納税意識の向上のための取り組みについて
第2班
○市政といじめについて
 ・市政について
 ・いじめの予防について
第3班
○高齢者の生きがい対策と障害者の就労支援について
 ・高齢者の生きがい対策について
 ・障害者の就労支援について
第4班
○地下水の保全とゴミの減量の取り組みについて
 ・地下水保全の意識向上に関する取り組みについて
 ・ゴミ減量の取り組みについて
第5班
○熊本の農業の更なる発展と、熊本城の活性化について
 ・熊本の農業の更なる発展について
 ・熊本城の活性化について
第6班
○白川の洪水対策について
 ・白川の洪水対策について
 ・自転車の利用促進と安全確保について

などである。答弁者である市は市議への答弁と同じように答弁し、妥当な質問は採用し、行政施策として取り組むものもあると言う。

この取り組みの成果として、
①市政への関心が高まること
②学校生活への活用ができる
③仲間づくりや友情の醸成ができる
④市政に子どもの意見が反映できること

課題として、全体に広めるか。学校代表が各学校から1人参加のみで、夏休み中の開催なので、学校での
フィードバックが困難。だと言うことも。
子どもの政治に対する関心を高めるとともに、文章の整理と発表と言う国語教育などの面でも、効果がある。
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各自治体によって取り組み方にはいろいろな方法があるだろうけれど、子どものうちから選挙や政治に関心を持たせることは絶対に必要ではないだろうか。その意味で、熊本市議会の地道な活動は大いに参考になる。
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議会図書室や委員会室を見学したり、終了後は時間があったので、熊本城の見学もできた。
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by ando-ayabe | 2013-01-21 17:15 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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