一般質問(4)通過過疎にならない観光戦略を

安藤和明議員  最後の3点目の質問でございます。観光振興についてでございます。
  観光振興につきましては、昨年のちょうど12月にニューツーリズムの振興につきまして産業まつりやら黒谷のもみじ祭、安国寺、それから建田の金毘羅さんなんかの、それから綾部のもみじまつりやらをネットワークをしてはどうかというようなことで、行政のイニシアチブについて質問をいたしましたところ、市長のほうから答弁で、コーディネート役を行政が果たしていかねばならないということで、観光協会とともに綾部の観光の情報発信を進めていきますという御答弁をいただいたところでございます。
  「綾部冬の観光ガイド」が発行されておるところでございます。大変、綾部らしい、いいパンフレットだというふうに思いますが、情報の量が少し少ないかなと職員さんに質問をいたしましたら、担当の課長さんが、このパンフは冬の行事をPRするものですということで御返答いただきましてですね、たまたま福知山の「るるぶ」のパンフレットをいただきまして、「るるぶ」の福知山版のこれを見てみますと、本当にこの福知山の自慢グルメからケーキの、今はやりのスイーツのことまでたくさん載っておりましてですね、満載の情報誌だなというふうなことを見せていただいておったわけでございます。これはいろいろ改善していけばいいことだというふうには思います。
  私が今回質問いたしますのは、両丹経済新聞というのが地元紙で出ておるわけでございますけれども、ごめんなさい、北近畿経済新聞でした。
  北近畿経済新聞を読んでおりますと、毎月の高速道路の交通量調査が掲載されております。これはもうずっと以前からなんですけども、京都縦貫自動車道の8月の高速道路の通行量を見ておりますと、春日インターチェンジの交通量が1カ月で39万2,600台。福知山インターチェンジは25万1,162台ということで、綾部インターチェンジの利用量は6万2,000台、東舞鶴インターチェンジは14万6,000台ということでした。
  一方、京都縦貫自動車道の天橋立インターを見てみますと、10万5,432台ということで、それとあと宮津道路のほうでも14万台ということでございまして、そういう状況が出ておるところでございます。
  丹波和知インターチェンジ、つまり現行では一番この宮津道路の部分でいうと一番南側の道路の南側のインターチェンジの交通量は1カ月で17万4,241台ということで、もうこの丹波和知インターチェンジっちゅうのは東舞鶴インターよりも多い乗降があるわけでございまして、綾部安国寺インターで3万2,622台ということでございまして、少なくともこの京都縦貫道の和知綾部間ができたことによりまして、綾部の国道27号、山家交差点や味方の交差点では、この17万4,000台の車両が減少しておるというふうに見るべきかなというふうに思うわけでございます。
  直接、目的地へ高速道路使って抜けてしまうということになっておりまして、ちょうどこれ12月1日の北近畿経済新聞によりますと、11月24日に和田山八鹿道路が開通をいたしまして、八鹿への時間短縮につながっている。13.7キロが無料区間で開通したということでございます。
  これをずっとこの数値を見ておりますと、いわゆる大阪方面から舞若道でこう来る車は、これまででしたら福知山から兵庫県方面へ行っておったのが、春日インターを利用して明らかに和田山方面、八鹿方面へも抜けるということになっております。
  近畿道で行くルート、通過車両どころか、もう京都方面へは来なくって、春日インターからもう西へ行っちゃうと。兵庫県、豊岡、城崎方面へ通過箇所にもなってないという状況で、届いていないと、もう途中から西へ行くという形になっているところでございます。
  こういう状況が今あるわけでございまして、ここでは、私は質問はこのストロー現象とかというて書いてましたけど、これなかなかよい表現で、「通過過疎」というような表現でこの記事が出ておるわけでございます。
  これも八鹿がついたことによって、和田山のお店がお客さんが少なくなるんじゃないかということで、この通過過疎を非常に懸念した対応の営業をしていくというようなことを書かれておるところでございます。
  これは兵庫県でもそういう対応をしておるわけでございまして、京都縦貫道、これが26年に完成するというような流れになりますとですね、なお一層の通過車両が増加して、この本市への経済波及効果は、本当は便利になることはいいはずなのに通過過疎になっちゃう恐れがあるんじゃないかなということを言わざるを得んなという部分をこう持っとるわけでございまして、そこでこの京都縦貫道で京都からの時間的な至近距離となる綾部に着地していただく観光振興プログラムをどう構築するかというのが今日時点での大きな課題じゃないかなというふうに思います。26年の完成までにですね、やっぱり綾部の魅力をどう発信していくのかという部分で観光振興戦略をですね、構築する必要があるんではないかというふうに思うわけでございますけれども、そこら辺についてどのようなお考えを持っておられるのか、質問をさせていただきます。
○高倉武夫議長  西川定住交流部長。
○西川卓男定住交流部長  安藤議員の質問にお答えさせていただきます。
  平成26年度までに予定されております京都縦貫自動車道、舞鶴若狭自動車道の整備や京都舞鶴港の整備進捗等により、京都府北部、日本海側地域を中心とした人や物の流れが飛躍的に増大していくことが予想されております。
  議員御指摘のとおり、京都など、大都市と綾部の交通の利便性が飛躍的に向上する、その効果を期待する一方で、人口や資本など、これが大都市に吸い寄せられるストロー現象も懸念されるところであります。
  来るべき平成26年度に向かって今からいろいろな分野で受け皿づくりや準備を行っていく必要性を感じておるところでございます。
  特に観光面では、京都縦貫自動車道が開通することによりまして、京都方面から丹波、丹後、但馬、若狭、北陸方面へと向かう観光客は確実に増加することが考えられる反面、大変の観光客に取りまして綾部が通過地点となってしまうことが懸念されるところであります。
  高速道路利用者に綾部を訪れていただくためには、綾部そのものが旅の目的地や立ち寄り箇所として魅力や価値を持つことが大切と考えます。そしてその情報を、旅を計画する観光客やツアー業者に伝えることが必要であるというふうに考えております。
  綾部には歴史的、文化的な価値を持つ、グンゼや大本、体験型の里山ねっとや黒谷橋、豊かな自然と入浴が楽しめる綾部温泉など、これからの発展が期待できる観光素材は多いと考えております。
  京都縦貫自動車道の開通も視野に入れる中で、こうした観光素材を生かして綾部へ訪れてもらうための情報発信強化に向けた取り組みを現在も行っておるというところでありまして、御紹介いただきました情報誌、観光協会と連携して季節ごとに旬のイベントの情報を紹介しております。
  そして、観光ホームページのリニューアル、ホームページの閲覧件数は昨年よりも伸びておるというようなことでございまして、一定の成果も出てきているんではないかというふうに考えております。
  また、より魅力ある観光情報を伝えるために観光パンフのリニューアルについても今後検討していきたいというふうに考えております。
  また、ゆるキャラの活用やオリジナルペットボトル、京・綾部名水、水源の里の作成、B級グルメ開発への取り組みなども行っているところであります。
  これらの取り組みのほかに、できるだけ早い時期に、市街地に綾部の特産品を販売する観光拠点の整備を行うことにより、特産品の振興と観光客の誘致を目指していきたいと考えているところであります。
  また、こうした市単独の取り組みだけでなく、広域連携で観光客誘致に取り組むことによって観光地としてのさらなる魅力の向上が期待できることから、北近畿、大丹波、京都北部、中丹、そして大河ドラマ誘致など、広域連携による取り組みについても関係自治体と力を合わせて取り組んでいきたいというふうに考えております。
  以上です。
○高倉武夫議長  安藤議員。
○10番安藤和明議員  わかりました。確かにいろいろな要素がある中で、それをどういうふうにこう使ってやっていくのかという部分がこれからの課題だというふうに思うわけでございまして、たまたまあるところへ行きますと、こういう高速ができるんだったら一つ広域連携でドイツですか、ロマンティック街道のようなですね、京都市内の何百万人の観光客をですね、北のほうへ呼んでくる仕掛けが要るんではないかということをもっと広域的にやっていったらどうかという御提案も私のとこにいただいたりなんかしましてですね、それをするとするならば、やっぱりサインの統一ですとかですね、あるいはいろんなところに拠点的な歴史的建造物をこう見せるような部分が要るかなと。ロマンティック街道のようにはこの京都府北部なるのかなという気はいたしましたけれども、それも努力によってなるかなというふうにも思いまして、そういった意味では広域連携が非常に必要かなというふうにも思っておるところでございますので、ぜひ広域連携進めていただいて、そういうパンフレットも含めて統一した部分で進めてほしいなという部分では一方であるわけなんですけれども、1例でいきますとですね、京綾部ホテルに温泉(大家族の湯)がオープンしたということでですね、行ってこられた方もあるんだというふうに思うんですけれども、綾部の現在の人口が3万5,000人で、この人口でですね、温泉地でもないところに天然温泉が3カ所もあるようなこの市はめずらしいんやないかなと。福知山でも舞鶴でも人口多いのに、綾部よりも、この3カ所もないんやないかなというふうに思うんですけれども、そういうすばらしい観光資源があるというふうに思うんですね。
  また、バラ園ですとか、由良川花壇展、あるいはふれあい牧場、以久田野梅園、私も前回、提案もしました以久田野梅園というて勝手に名前つけとるんですけど。綾部梅園というたら姫路になってしまいますんでね。上林の自然ですとか黒谷和紙とか、いわゆる自然とのふれあいをテーマにした観光があるなと。あるいは温泉をネットワークした、健康をテーマにした観光など、たくさんのこうシーズがあるように思うんですね。
  これらをコーディネートする力がちょっと乏しいんじゃないかなというふうにも思うわけでございます。
  例えて言うたら、こんなことはほんまに例えの話ですが、3つの温泉入浴プラス綾部の旬の料理を満喫する旅行業者を対象にしたモニターツアーをやってみるとかですね、あるいは年金受給者が旅行をするときにですね、ぜひとも都会のほうの年金受給者に、この綾部地域のこのよさをこうPRするような温泉日帰りツアーですとか、あるいは1泊ツアーなんかの企画ですとか、幾らでもこの発想を豊かにしてこうチャレンジしてみることが可能やないかなというふうに思うわけでございます。
  よそのことを言うたらいかんのですけど、この北近畿経済新聞を読んでおりますと、舞鶴では赤れんがを活用したクラフト市がもう常設化になったですとか、あるいはカレーライス、肉じゃがだと思っとったらカレーライスも今また売り出しているというようなことでございますし、福知山では、スポーツ観光の一環として、福知山マラソンが1万人を復活したと、また福知山スイートということでですね、またこのある特定のお店ですけれども、全国的にも有名なお店をうまいこと活用してPRをしているとか、いろいろ模索し、少しずつ定着への道をこう歩んどるわけでございますので、広域連携も一方でありながら、しかしながらまさに都市間競争、知恵と知恵、行動力が勝負になるんではないかなというふうなことを思っておるわけでございます。
  そこで、質問をするわけでございますけれども、いろいろな観光資源をこのどのようにこのコーディネートして観光戦略を構築するのか。私は以前に観光伝道師っちゅうのが観光庁にあるとかというようなことも聞いたわけでございますが、いかに組み合わせてトータルにして情報発信していくということが、そういう時期に来ているんやないかなというふうに思うわけですが、何をどのように推進しようとしてるのか、重点化の考えはないのかとかですね、ちょっとターゲット絞っていくようなことができないのかっちゅう部分についてお聞きしたいと思います。
○高倉武夫議長  西川定住交流部長。
○西川卓男定住交流部長  綾部市における平成23年度の観光入り込み客数は44万5,000人でありました。いわゆる観光有名地でないために、旅行先、訪問先として注目されにくいという課題があると思っております。
  今後の綾部の観光戦略を考える場合、有名観光地を持つ観光先進地の戦略ではなくて、訪れた人が落ちついた雰囲気の綾部のよさを感じ、そして住んでみたくなるような、そういった観光交流が今後目指すべき綾部の観光スタイルではないかというふうに感じております。
  このような考えの中で、当面、綾部市が目指していく観光振興策の柱として、主に6点考えておりますが、1つ目は、綾部ならではのこだわり体験あるいは観光スポットを活用した着地型観光の取り組みを推進していこうと。
  2点目は、大本、グンゼ、綾部バラ園、綾部温泉など、誘致客数の多い観光施設等の活用に向けた工夫なり、支援を行っていきたい。
  3点目は、市の行事や地域イベントへ市外から誘客を進めていきたい。
  4点目は、B級グルメ、綾部名水、特産品の開発、そして振興、販売強化など、食や特産物に着目した誘客を推進したい。
  5番目は、観光関連団体との連携強化及び支援。
  6点目は、広域連携、大河ドラマの誘致推進。
  そういった今6点述べましたが、そういったところを中心に今後進めていきたいと考えております。
  これらの事柄を着実に進めることで、綾部の観光の底上げを図り、訪れた人の満足度の向上を目指していきたいと考えておりますし、あわせて効果的な情報発信を行っていくことで綾部の観光入り込みの増加を図りたいと考えております。
○高倉武夫議長  安藤議員。
○10番安藤和明議員  わかりました。6点にわたりましての体系的な観光戦略を模索していると考えているということでございまして、それに基づいてこの観光冬のガイドもできてるもんだと思います。後ろの一番最後のページには鍋料理でちょうどこれからぼたん鍋がおいしくなる季節でございますので、そういうような部分も含めて綾部の名物としてのPRがなされていると。食の部分だというふうに思います。
  できるだけ我々、行政もそういった着地型観光に向けて議員も議会の視察なんかも来ていただいて受け入れをしようということで、市民の皆さんにもPRをいただいて、それに協力をしていただくという形を取っていただきたいなと。
 6点の今答弁いただいたものを1つのアイテムで統一をしていくようなものを考えていただきたいなと。1つのシンプルで綾部をイメージをするようなCIを考えていただいて、それを統一のコーポレイトアイデンティティにして進めていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。
  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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by ando-ayabe | 2012-12-19 09:37 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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