歴史旅

久しぶりに泊まりの旅に出た。

還暦を過ぎ、年金受給者となった。市町村職員年金者連盟の綾部支部の会員旅行の案内が来た。市役所で仕事を教えてくださった先輩方との旅ができるようになった。嬉しい思いを胸に1泊2日のバス旅行に出かけた。参加者は30人。学校で給食調理をしてこられた方や、市役所で、さまざまな分野で活躍してこられた先輩ばかり。同じ釜の飯を食べてきた方々ばかり。当時の苦労話や楽しい昔話にバスの中はとても楽しい旅となった。

行先は、吉野・飛鳥・伊賀の旅。

歴史を辿り、仏教の神秘さを訪ね、自然のすばらしさを満喫できた旅だった。
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飛鳥寺と飛鳥大仏
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1日目は、午前8時半に綾部駅北側バス停を出発。中国道から近畿道、南阪和道を経て、昼前には、聖徳太子ゆかりの「飛鳥寺」日本最古の仏像(西暦609年作)飛鳥大仏や蘇我入鹿の首塚。この飛鳥寺。、日本最初の本格的寺院として現在発掘調査中。
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首塚。近くはまだ発掘調査中。畑の中も文化財の宝庫だ。
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昼食会場近くの特別史跡「石舞台古墳」へ。7世紀初めごろに築かれたとされ、被葬者は不明ながら、6世紀後半にこの地で政権を握っていた豪族蘇我馬子の墓ではないかと言われている。このような大規模な石室は当時相当な権力・財力を持った豪族の墓であることは想像がつく。
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近くのレストランで昼食。その後、いよいよ、宿泊先ともなる。吉野へ。
到着は、午後3時。「金峯山修験本宗総本山金峯山寺」へ。壮大な伽藍に圧倒される。この地は、吉野から熊野本宮へと続く、吉野大峰奥駈道(大峰修験道行場)の起点。役行者が行場としたとされ真言宗や天台宗と同時期に生まれたとされる。
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歴史的にも極めて大きな位置を占め、藤原道長が、教典を納め、後醍醐天皇が南朝を置き、源義経が頼朝の追討を避け庇護された地でもあり、楠正成の謂れもある。
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吉野の地は、修験道と共に、広く畿内や京の情報も入り、海にも近く絶好の地の利にあって、天然の要害でもあった。
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今回山門修復の勧請もあり、これまで閉じてこられた、国宝蔵王堂本扉の御開扉があり日本最大秘仏の金剛蔵王権現立像三体(重要文化財)の御本尊が参拝できたことは、この旅行の最大の成果でもあった。
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写真撮影は禁止なので購入した冊子から転写。
高さ7.3メートルにも及ぶ巨大立像三体は圧巻だった。堂内で、この寺の由来や修験道の話をお聞きし山岳信仰の神秘さを改めて感得した。吉野熊野三山には、神秘のパワーが秘められており、そこでの行者たちの修行の中から、「死」とは、「無」とは、「人間」とはを問い直す荒行によって、自己の極限に身体も心も削ぎ落として「悟り」の境地を得る。このような宗教のあり方も一つにはある。と認識した。そして当時の多くの権力者が、財を出しこのような立派な寺院を建立する。「本来無一物」の思想に至る。
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鎌倉室町時代の歴史的建物や仏像を見るたび、歴史時代がいくら移り変わろうと、どんなに科学文明が発達しようと、人間が長い歴史をかけて、作り上げてきた手づくりのすごさにはかなわない。とつくづく思う。
世界遺産の重みを感じる地域です。
午後四時、拝観を終え、宿に入りゆっくりと旅の疲れをいやす。夜は先輩後輩合見え楽しい歓談のとき。

二日目は、吉野温泉を八時半に出発し、大和多武峯(ヤマトトウノミン)談山神社へ。
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初めて参拝する神社。大化の改新所縁の地とのこと。藤原鎌足(中臣鎌足)と中大兄皇子(後の天智天皇)は、645年、時の権力者蘇我入鹿を飛鳥板葺宮で誅殺し、大化の改新を成し遂げ、中央統一国家および文治政治を完成させた。そのクーデターをこの神社の裏山で、談合したとされることから、「談山神社」と名付けられたとか。
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社殿は豪壮で、藤原氏の始祖として鎌足公の遺骨を安置する十三重塔や講堂、社殿いずれも、朱色に染まり、秋の紅葉と重なって素晴らしい景色。
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多武峯を後に、昼食場所となる赤目四十八滝へ。平日にもかかわらず、沢山のハイカーや観光客が来場していた。
赤目四十八滝は、三重県にあり、まさに美しい日本の自然。渓谷美。水も空気も澄んで美しい。日本の四季を感じずにはいられない。
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室生赤目青山国定公園に属し、最長4kmに及ぶ滝の景色。とても、2時間では見ることができない。
昼食後1時間不動の滝まで散策した。参加された方の中には、健脚の方もおられ、布引の滝まで足を延ばす人も。
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午後2時全ての予定を終え帰路に就く。車中では、坂井さんのリードで、唱歌を歌ったり、お話をしたり、道の駅や、ドライブインで、お土産を買ったりと楽しい帰りのバス。もう来年のバス旅行の話が出たり、地域要望をお聞きしたり政治報告など楽しい市役所OB会の旅でした。
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伊賀の道の駅
到着は、午後5時20分。市役所で先輩だった皆さん方との楽しく懐かしい2日間だった。
私の「いびき」でご迷惑をおかけした方もあり、大変申し訳ありませんでした。しばしのリフレッシュができました。
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by ando-ayabe | 2012-11-08 11:52 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)  

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