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綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

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夏の研修

8月2日(木)
2日間滋賀県大津市唐崎にある財団法人全国市町村研修財団の市町村国際文化研修所で、毎年開催される、平成24年度第2回市町村議員特別セミナーが開催され、波多野議員と一緒に出席した。
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それに先立ち、午前9時半からは、市役所で、臨時市議会開会のための議会運営委員会を開催。委員長として、臨時会の日程の調整や議案処理について協議。また議会改革に関する提案などを行った。

8月臨時議会の内容は、最終処分場の造成工事請負契約に関する議案。地方自治法施行令121条にに定める、1億5千万円以上の工事請負契約に関して議会の議決が必要であり、議案として市長から提案されたもの。市長ほか執行部から提案理由の説明があり質疑。審議に移り、8月9日に本会議・委員会を開催し、採決することとなった。案件も少なく、十分1日で済ますことができると判断し、事前に日程調整したのだが色々ご意見をいただいた。

次に、陳情に関しても、告示日までに提出されている陳情は2件あったが、いずれも急を要するものではないと判断。次回の9月定例会で審査することとした。

議会改革に関しては、市長の反問権付与に関して、案を示して提案。9月議会で、審議したいので、それまでに会派で意見調整されたしと発言し、会派での最終調整に移ってもらうこととした。

議会運営委員会を10時20分終了。急いで自転車で綾部駅へ。
10時59分発の京都行き特急に乗車。京都駅で乗り換えて唐崎の研修所についたのは、12時45分だった。受付を済ませ昼食をとり、午後1時から研修会の開始。
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1日目の研修は、東京大学神野直彦名誉教授の「地方財政の課題と方向性」について。とても難しい講演だった。世界経済の潮流から、我が国の経済環境の現状・将来について講演いただき、引き続き、世界各国の福祉政策と比較しての我が国のポスト福祉国家の在り方の提案がなされた。現在の税とさ社会保障の一体改革に関しては、「社会的セフティネットの張り替えが必要な時に「あるべき姿」への改革ではなく、「ある姿」に対する税源配分でしかない」と批判。これまで地方が独自に取り組んできた福祉モデルを更に支援する国の立場をとるべきと。

確かにその通りで、地域によっては、介護施策よりも子育て施策の充実が必要な自治体もある。子どもの医療費無料化に関しても、自治体の独自の政策によって府県や国が後追いをする形となっている。
福祉国家へのモデルは、国の画一性も必要だが、一方で、地方がそれぞれの福祉政策にメリハリをつけた政策を展開しており、地域によってその判断は異なると思う。そこは地方財源として地方に任せるべきか?年金制度はそいうもいかないが。

私のような浅学非才の輩には先生の講義は難しい。残念

第2講義は、五百旗頭 真氏の「震災復興と地域の役割」についての講義があった。五百旗頭さんは震災復興構想会議の議長として活躍されている。

先生は、今回の東北大震災を、千年前の貞観地震と匹敵し、引き続き、地震が連鎖すると予測。東南海地震も、関東大震災クラスの首都直下型地震も同様に発生することが予想されると指摘。備えの重要性を話された。

東日本大震災を他の例と比較すると、大地震に強い日本社会であると。一例として、今回の東日本大震災はM9.0.近隣宮城県栗原市でもM7.0の地震だったが、死者は0人。また、スマトラ地震津波では、23万人が死んだが今回の死者は3万人で比較的被害は小さい。

現在の復興について、関東大震災では直ちに復興院が設立された。また阪神淡路大地震のときには、村山内閣だったが、地元神戸での取り組みにスピーディさがみられ、政府も直ちに具体的提言に対し対策を講じたことが今回とだいぶ異なる。

今回の東日本大震災の復興に関しては、①遅い復興の足取り②提言書を取りまとめている。③復旧にとどまらない全般的復興であること。④『減災』の概念で特区手法を活用し創造的復興を進めている。⑤復興税を伴う財源を確保したこと。など。

最後に今後の課題として、
・まちづくりプランの合意形成が困難で新たな街づくりに着手できないこと。
・ガレキ処理に関して地元で極力ガレキ処理し、「鎮魂の森」を作れないか。
・貞観地震を参考に、引き続く地震対策が必要。
・自衛隊は重要な役割をした。自衛隊削減は、国の将来を危ぶまれる。
・次なる災害と関西広域連合の対策を。
・南海・東南海・東海大地震と津波防災地域づくりの法律を作るべきだ。とまとめられた。

阪神大震災は、神戸新聞が地震の以前に予測しており、行政が予算との関係で、その対策をしなかったことが震災被害を大きくしたことは、以前に聞いたことがある。歴史の事実をしっかりと見据えて、これからのまちづくりを進める必要があることを痛感した。

なんでも、六甲山は、神戸の地震の繰り返しによって出来上がった山とか。地球的規模でみると、人間が住みだしたのはほんの先日なのだ。

午後5時研修は終了し、交流会がいつものように食堂で開催された。福知山からも大谷議員、吉見議員、田中議員が参加しておられた。小浜市議とも仲良くなりいつもながら、楽しい交流会でした。午後7時。くたびれたので、シャワーを浴びて早々にお休み。
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by ando-ayabe | 2012-08-06 11:49 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)