人気ブログランキング | 話題のタグを見る

市民に役に立つ議会とは

市民に役に立つ議会とは_f0111128_22562358.jpg
6月15日(金)
昨夜、突然頭にビビッと来るものがあり、午前2時まで、next議会改革を立案。議会運営委員長となって、2年近くになる。議会改革どこまで進んだの?と振り返っていたら、いやいや。まだまだ。もっともっとてな感じで、パソコンの指が止まらなかった。

16期議会運営委員会(2年)で取り組んだ議会改革項目は①議会基本条例の実質的施行となった平成22年9月(第16期議会の始まり)において、議会基本条例で積み残しとなっていた議会基本条例第9条に定める「地方自治法第96条第2項の議決事件」に関する条例(綾部市行政に係る基本的な計画の議決等に関する条例)と同施行規則を12月議会で制定したこと。
②制定した同条例に基づいて、平成23年3月議会において市総合計画基本計画と市男女共同参画計画に関する議案審査を行ったこと。
③議会基本条例第5条第7号に基づいて、平成23年5月から市内12会場で「議会報告会」を開催したこと。平成24年度も同様に開催した。
④議会基本条例第13条に基づいて、平成24年6月に「議員研修会」を開催したこと。
の4点くらい。

市民に役に立つ議会とは_f0111128_2303690.jpg
その結果、平成24年度「日経グローカル」誌において、議会改革度調査で全国801市中21位(平成23年度調査では46位)になった。
議会改革の取り組みが評価され、全国から議会運営等に関する視察が相次ぐようになったこと。くらい。

しかしまだまだやることはある。

まず、①議会基本条例第6条第2号の改正と市長等への反問権付与の問題だ。
 市長等への反問権付与については亀岡市では、平成22年10月に本市より遅れて「議会基本条例」を制定したにもかかわらず、施行1年後の23年12月議会で同市の議会基本条例を改正し、市長への反問権を付与している。
ちなみに改正条文は、
(2) 本会議及び委員会に出席した市長等及びその他の職員は、議長又は委員長の許可を得て、議員の質問又は質疑に対して反問を行うことができる。(平23条例12・一部改正)

府下自治体で、執行部に反問権を付与している議会は、京丹後市議会、亀岡市議会、木津川市議会(平成22年10月制定・本会議のみ付与)で、議会基本条例を制定している議会では、綾部市を除いてどの市も市長等への反問権を付与している。

綾部市も、議会改革度21位と評価されているのなら、当然市長等に反問権を与え、対等な議論を行うのが筋だろう。議員の立場は弱いとの論理は成り立たなくなっているし、言い放しの議会質問や政策提言は無責任のそしりを免れない。市長等から質問に対する対案の提示が求められたら、堂々と議会で、対案を説明するべきものだ。

もっと今大事な問題もある。現在国会で上程されており、今国会で可決されるであろう地方自治法の改正と、それによる「通年制議会」への移行の問題だ。
 現在審議中の地方自治法の改正によって通年議会の選択が可能となり、地方分権の更なる推進のためにも、本市議会においても、通年議会制度を早急に研究、実施する時期に来ている。


また、③点目には「議会基本条例第16条第1項に基づく「議案に対する各議員の対応を議会広報で公表すること」の規定に基づいて、現在「議会だより」では、議案の審議結果を会派名での賛否の表記をしているものを、議会基本条例に基づいて議員個々の表記に改め、堂々と議員個々の賛否の意志を紙面で公開するべきだと思う。先ごろ、共産党会派だよりのチラシで、議員個々の賛否が掲載されていたが、議会だよりで公表したら良いと思う。賛否は議員個々が、執行部の説明を受け判断したもので、「イエスマン与党」とチラシで書かれることもあるが、「財源なきなんでも反対野党」と、堂々と賛成の意志表示をするべきで、議員個々の氏名を掲載し公表したら良いと思う。 

そして一番求められることは 「議会提案の政策条例の立案」だ。
 本市の課題となる政策について、市民と連携・協働して議員提案の政策条例を策定し、議会が立法府であることを、自他共に認識することが、議員としての資質を高め、毎日忙しい議員を創り出すこととなる。
 私は、6月議会で、「綾部市防災基本条例」の制定の必要性を執行部に問うつもりだが、基本的には、議員提案するべきだと思っており、残りの任期2年の間に、提案までこぎつけたいと意欲を持っている。

また、議会で選出する全ての役職者の所信表明の実施についても、前回議長選挙の時から、候補者の所信表明を受けて、本会議で選挙した。今回から、もっとそれを進化させねばならないと考える。市議会では、任期は2年となっており、9月には、改選になる。ぜひその時から、申し合わせで、市民に公明正大な役員選出をしているところを見ていただくためにも、全ての役職立候補者の所信表明を実現したいと思っている。

これらをやり遂げるなら、綾部市議会は全国一の議会改革先進都市となろう。

議会運営委員長での仕事も、6月議会で一区切りだ。市民に開かれた議会。市民が参画する議会を目指して取り組んできた。一定の成果を残しつつ、更なる議会改革の道を、たゆむことなく、市民と議会が一つになった議会を目指すことが、地方分権時代の議会だと思う。

午前中議会事務局と、次回議運委の協議。午後1時から第4回西町寄席の御招待者・スポンサーへの礼状作成。午後4時半から市民新聞・FMいかる、など第4回西町寄席の文書を持参し依頼。
帰宅は午後5時半。明日から雨が降るとのこと。家庭菜園へ行き、キュウリ、ナスビの収穫や一気に成長を始めた夏野菜などの畝間の除草や枝の補強、ドロハネ防止の草入れ、サツマイモの土中に加厘を撒く。トウモロコシの花が咲き始めた。成長が止まっていたオクラも伸び始めた。きゅうりは既にツルが枝を這い収穫できるまでに。本当の夏用のきゅうりの種をまかなくては。スイカとメロンとカボチャとサツマイモのツルが相互に蔓を伸ばし合って陣取り合戦をしている。想定していたけど、困ったな~。009.gif

市民に役に立つ議会とは_f0111128_22545292.jpg

by ando-ayabe | 2012-06-15 21:09 | 日々の生活  

<< 執念 公民館だより完成 >>