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綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

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自治体経営学会2日目

宿泊は『経営学会』のときは、木下議長に教えてもらった、「お茶ノ水inn」と決めている。会場に近く、リーズナブル。食事付き8000円は場所的にも安いのではないだろうか?(もっと安いのがあれば教えてください)
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近くには、「神田明神」「湯島の聖堂」があり、江戸風情の残る町だ。
前夜は風邪が最悪の状態で、ホテルへ帰宅し夕食をとって、7時半にはベッドへ。目が覚めたのは、午前6時
約10時間寝た。風邪薬の中に、睡眠薬でも入っていたのか?
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朝はすっきりとはいかないが、風邪の峠を越えたような体調。朝食後、早くにホテルを出て、近くの神田明神へ参拝し、湯島聖堂を見学。
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文京区だ。湯島の聖堂は、5代将軍徳川綱吉の時代に「孔子」を祀り、儒学を深く学ばれたとか。その100年後、湯島聖堂近くに幕府の学問所「昌平坂学問所」を設立し儒学を教えたと、看板に書いてあった。明治維新で、この地は文部科学省になり、師範学校(現筑波大)や女子師範(現お茶の水女子大)、現国立国会図書館、となったと同じ看板に書いてあった。
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神田明神は、大黒様や平将門が祭神となっている。創建は730年奈良時代。江戸時代になって、江戸城拡張時に現在の地に徳川家康が移転。江戸城の表鬼門として江戸城を守護している。

朝から参拝をしたので、今日一日充実した研修が受けられそうだ。

2日目1番目は、あの「福岡政行教授」政局の流れを講談調と言うか、福岡節でしゃべられる。テーマは。「不安の時代の日本政治」2012年と言う年は不安の時代で、何も決められない日本の政治状態、野党も政権も同様。国民もバラマキ補助金に喜んでいる。

・財務省のシナリオ通り動いている与野党。大蔵出身の政治家が、財務官僚と結託してストーリーを書いている。
・橋下大阪維新。橋下氏自体は、不遜で長幼の序の無い男(と批判)やきもち?なのか)
・今の日本は、経済成長戦略も限定的で、このまま借金が増大し、消費税も決められないとなると、一旦世界の大国から引きさがるしかない。と断罪。面白おかしくしゃべるのは良いが、学者にしてはあまりに無責任で、ご自身と政治家との裏話ばかりしている。レベルの低い学者と言うより、タレント。
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毎年この政治家はこの学会に講師として来るが、彼の時間は、この学会の漫談会で、息抜きには良い。が余りためにはならない。
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続く昼までの講師は、総務省行政局長久元喜造氏。「地方自治制度改革の課題」について。
・地域主権改革の成果と課題について、義務付け枠づけの廃止縮小はできた。出先機関改革が進行中。
・一方、平成の大合併による市町村のあり方では、平成11年度末で、3232自治体が平成24年で、1719自治体へ。共同事務処理の制度見直しが進行中。議会事務局・執行部の部課・委員会事務局の共同設置。一部事務組合からの脱退の手続き簡素化。など地方自治法等の制度改正を進めている。

一方大都市制度に関しても、第30次地方制度調査会で検討開始した。都区制度、特別市、特例市、指定都市、中核市など各種の制度輻輳している。ベストミックスを考えねば。

変容する社会と住民自治の在り方については、
・投票率の低下は憂慮される。無関心化。これには、議会のあり方や選挙制度、長と議会との関係性(癒着とバトル)などの状況が生まれている。直接請求制度や住民投票制度も検討の一つ。

24年3月9日閣議決定し地方自治法改正を目指している。内容は、①通年議会の会期を選択可能とする。
②長が臨時会を招集しない場合の議長の招集権付与③長の再議権を条例・予算案以外にも拡大④副知事副市長の選任同意は専決処分の対象外。⑤専決不承認の場合の長の改善努力。

が開催される。これらは以前から議会旬報や自治日報など議会関係紙で報じられてきたことで、取り立てて新しいことではない。議員も、このくらいの改正内容は当然知っておかねばならない事柄だ。

質疑の時間があり、私から、質問した。
1点は、橋下ポピュリズムだとか、バッシングが、この学会で昨日から言われている。しかし、大阪府や大阪市の今日の改革は、既に京都府では以前から進められてきたことで、目新しいものではない。学校での国歌斉唱も起立も京都府は以前から行われてきた。これは、蜷川府政時代、京都府職員労働組合や京教祖でのヤミ専従問題を林田・荒巻・山田知事時代に改善改革してきたもの。大阪府の国旗国歌斉唱などは今さらという感じを持つ。また、職員のサボタージュや入れ墨などもってのほかで、分限の対象となるものだ。橋下市長はこれまで、職員上がりの市長や労組の支援を受けていた前市長ができなかった当然の改善を、遅ればせながらやっているだけのこと。どう考えるか?
2点目。関西広域連合は、地方自治の三層構造を形づくるものとして、広域行政を補完していると思うがどう考えるか?

1点目の答えとして久元氏は、「各自治体にお願いをしてきた集中改革プランは、大阪府市の給与人事定員等の問題の改善のため、お願いしたもの。集中改革プランで、すべての自治体で見直しができたものと思っていたが、いくらか残っていたのだろう。2点目の関西広域連合は、災害ヘリの運航など府県間の連携が取れている制度で、今後とも進めていってほしい。

ランチタイムは、市役所からも出張できているA子担当長(男だよ~)と刺身定食。

午後は、「東日本大震災の復興計画の現状」について増田寛也氏(元岩手県知事)
スピードが遅いと第一声。関東大震災の時には、震災後2日で、「帝都復興院」が設置された。予算や組織の立ち上げが遅れている。今頃、昨年度補正予算の事業が開始されている。仮設住宅は、震災後2年で立ち退きを余儀なくされており、後1年で震災復興住宅など建設できない。阪神淡路大震災では出来たが震災被害が広大で、とても阪神大震災のようにはできない。

など、急いでやるべきことと、産業復興の進め方。懸念される事項。今後に向けて、の取り組みを提言された。

神奈川県のとある女性市議が、陸前高田市長の話を聞いたが、出来ればがれきは自分たちで、処理したいが、プラントを作るのに、環境アセスメントで、2年を要し、とてもガレキ処理が進まない。とはなされた。放射能などの懸念材料を広範囲で処理させようとせず、早期にプラントが建設できる手法を考え、地域で処理する方がコスト的にメリットがあると思うがどうか」と質問があった。全く同感。更地になった場所にごみ処理施設の建設にあたっての公害防止法に基づく環境アセスが必要か?と問いたい。今の政権の「何も決められない」ことの象徴だ。バカみたいで、腹立たしい。

災害時の政策決定プロセスが既存法では間に合わない。災害救助法では限界。大災害時やテロなどに遭遇した時には、すべての法律を超越した「緊急事態法」の制定が必要。

そのことは、このあと講演された、総務省財政局長も同様の話だった。「災害救助法は古い制度で今に適合していない。制度見直しが必要。特別交付税制度も随時交付を可能とする制度にしなければ、緊急時の自治体財政の対応ができない。
復興交付金も19億円円中18億円円を執行した。足らない。追加分の財源をどうするか?

南海・東南海地震が懸念される。全国的防災事業の需要対応が必要だ。特別立法を必要としている。

2日目の最後は、社会保障と税の一体改革や格差社会に関してのパネルディスカッションがあった。
現在の年金制度の制度設計の矛盾や貧困の現実などについて、中央大学山田教授から報告があった。

午後5時。最後の15分早退した。東京駅発6時で、帰路に就く。綾部には午後9時45分着。雨だった。
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by ando-ayabe | 2012-05-21 08:54 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)