地方自治経営学会報告第2弾

「地方議会改革の徹底討論」と題して
午後半日かかって、「地方議会の改革、こう進める(具体例)その苦心、苦労、成功例、反省点、今後どうするかに関して先進自治体議会から具体的な取り組み事例の紹介があった。
福島県会津若松市議会、佐賀市議会、犬山市議会、愛知県岡崎市議会などの先進自治体議会から報告がなされた。
しかし、コーディネーターと答弁者との質疑がかみ合わず、会場は「失笑」やら「ざわめき」やら。パネラーも議会の議長やら、副議長やらで、コーディネーターも議員。お互いに言いたいことをたくさん言って、相手のことを聞いていない。議員の特質のようなパネルディスカッションだった。

何が議会自由討議の際の論点整理だ。「論点整理」しなければならないのは彼方達だろ!!

各市の議論で、納得したのは、「議会報告会」綾部市も今年から、議会報告だけではなくテーマを「市民の声を議会へ」だ。議会報告会の一方通行ではなく、市民目線をより強固にするためにも、市民の多様な意見を基に政策形成する目的で。会津若松市議会議長の話し。

また正副議長の選出には、就任したい議員が、全員協議会で立候補の表明を行い、本会議で演説する(多摩市議会)。A4版の用紙に、所信表明を行い、各会派へ配布し立候補の趣旨を明確にする。(会津若松市議会)などだ。
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午後3時から5時までは、いよいよ核心部分だ。
テーマは「地方分権はなぜなかなか進まないのか」「特にカネと権限の地方移管」(関係者の大変な努力にもかかわらず)

で、最初に朝日新聞論説副主幹の坪井ゆづる氏から、
ダメ議会・三冠王「3ない議会」と言うショッキングタイトルで、
まず①この4年間の首長提案の議案で、修正や否決をしたのは何本?との問いに、全国の自治体の50%は0本。修正1件が18%4本以上が18%と同じ。ちなみに綾部市は1本。

②この四年間で、議員提案の政策条例を何本制定したか?
0本が、91%。1本が7パーセント。 で、同じく綾部市は、「議会基本条例も政策条例と言うなら、1本」
立法府として議会で、住民の声を聞いて、条例化するのは当然だ。とのコメントだったが。しかし、私の認識不足かな~。政策条例。たとえば、「産業振興条例」「まちづくり条例」色々あるけれど、実効性のある者でないと、理念条例をいくら作っても。と内心思うのだが。

③議案に対する議員個人の賛否を公表しているか?で、「していない」は84%、ちなみに綾部市は、「していない」会派ごとの賛否は表示しているが、議会だよりの紙面の都合で~008.gifやろうと思えばできるはずだが。せめて、議会のホームページでは公表したいもの。

綾部市は、「1ない議会」。

坪井氏は、2011年の統一地方選挙で、①低投票率だったこと。②議会のあり方が問われている。と「3ない議会」の実態をみるにつけ。③喧嘩民主主義の台頭④進まぬ分権だったとまとめている。

条例制定したと言っているけれど、さて、①「コピー条例}となっていないか(省庁が出すモデル条例の丸映し)
②「形式条例」(ハコモノ設置条例や給与条例改正③「宣言条例」(罰則のつかない美分の条例)コレコレ。

真に求められる条例とは「地方政府として中央政府と向き合うものや政府から権限移管させるようなものを制定してほしい」と。

従来から常に気になっていることの一つに、国土交通省の出先機関の府県への移管問題だ。一向に移管が進まない。むしろ地方六団体中全国市長会・市議会議長会は、。「地方移管は慎重に」と言う意見書まで、地制調に提出している。

これでは、国土交通省の権限や予算配分権が地方へ行かない。平成18年度の道路特別会計による道路維持関係の支出一覧表が配布されたが、国道の設計業務委託や現場技術業務委託など多くの委託料が、建設弘済会と言う社団法人に丸投げしてあるのだ。この建設弘済会おそらく全国の管轄国土交通局の天下り先で、丸投げして、弘済会が取り仕切るのだろうけれど、まわりまわって最初が誰だかわからないようにするのだろう。

いまだにこのような天下り先が現在どうかはわからないが、おそらく新聞社のデータなので、まだそのような団体もあるのだろう。国民の税金を天下り先につぎ込んで、権益を守ろうとする国の実態を報告された。

何故地方分権が進まないのかの理由の一つに、このような金と権限が温存されていると言うことだった。
午後4時から5時まで片山善博氏の講演があり、亀岡の子どもの事故を通して、これだけ道路財源をつぎ込んでいても、今だ生活道路には金が回っていない。経済対策として、大量な公共投資をしてきたにもかかわらず。
生活道路は、府県道から市長村道へ移管するとともに、。安全対策の財源を渡すべきだ。交通規制に関しても、府県の公安委員会の所管とせず、市町村の生活道路は、市町村でルールを決めればよい。
=同感だ。市長村道の一旦停止線を決めるのでさえ、府の公安委員会の協議が必要だなんて、まったくもっておかしい。その結果交差点表示なら市町村で決められるという、訳の分からない理屈になっている。
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by ando-ayabe | 2012-05-20 00:55 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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