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あれから1年。

3月10日(土)
東日本大震災から1年。長い1年だったような気がする。大震災発生後、時がたつにつれ、本当に悲しい映像がテレビを通じて流され、そして福島の原発に忙殺され、右往左往する管総理他政府の対応に、多くの国民が苛立ち、そして、政府に任せておけないと、日本人同士の「絆』を強めなければならないと、一人ひとりのできることを取り組んだ1年。そして、仮設住宅の建設で、避難所生活には目途が立ったものの、狭い仮設住宅住まいは今も続き、そしてふるさとを離れた多くの人々の、まだまだ厳しい現実。私たちは、これからも引き続き、あの時の記憶をしっかりと胸にとどめ、復興へ向けて、国民一人一人が、お互いを助けて行くとの決意をもって、ことにあたっていかなくてはならないと思う。

この大震災の終わりは、私たちが生きている間は無いのかもしれない。あの福島第1原発の放射能汚染の現実はあまりにも重い。
 3月10日京都新聞の梵語に、仙台在住の歌人俵万智さんが放射能の不安から、子どものために沖縄へ避難している。
一首の歌が詠まれていた。「子を連れて、西へ 西へと逃げてゆく 愚かな母と言うならば言え」
子どもを想う偽らざる親の心情だろう。あくなき経済優先の政策によって原発の万が一の時の影響を甘く見すぎた日本人に突き付けられた試練と言うには余りに過酷な試練だ。既に被爆国として、放射能の恐ろしさを判っていながら。文芸春秋編集部が4月号の特集記事「大新聞船中八策競作」の巻頭で、「戦後日本は、面倒臭いことは嫌いだと考え、すべてを先送りにしてきた。国家政策はもちろん、親が子を叱ることさえ面倒臭いことを避けようとした結果、今日を迎えている。」と書いている。

過去を振り返っても仕方がない。これを機に、再度、日本人が失った、「絆」の力を謙虚に認め、思想信条を超えて、『響感』し新しい日本社会を構築する気概を一人一人が持つことが今こそ必要だ。そうしなければ、さらに破滅の方向へ歩まざるを得なくなるのではないだろうか。


午前中は、綾部・青野へ転入された若い方が、提案があるとのことで、約1時間。夢のあるお話を聞かせていただいた。そして夢の実現に向けて、あせらず、少しづつ、地盤を固めて、石段を積むように地道に構築し実績を作っていくことが重要だと思う。そんなお話をさせていただいた。

12時半からは、創政会の同志S・M議員(誰?)と桜が丘「かねよ」でランチミーティング。フローチャートを書くのが上手だ。それにしても、300mの白瀬橋を渡るのに10分もかかるとは。年度末恒例の道路工事があちこちで始まった。覚悟しなくては。
 午後1時半から市中央公民館で開催された「平成23年度綾部市青少年すこやかフォーラム」に出席。青少年育成連絡協議会の主催。会場は一杯。

西八田小学校の「キャリア教育」の実践報告。(平成23年度優良キャリア教育優良学校文部科学大臣表彰」受賞校)斎藤君や川崎君など西八田小学校の生徒たちの労働体験談などシッカリと聞くことができた。文部科学大臣表彰を受賞されるだけのことはあると思った。関西丸和㈱の物流センターでの宅配便の商品を指示通り箱に入れていく作業やファミリーマートでのインタビューなど色々工夫したキャリア教育を実践しておられれた。

その次に、「平成23年度優良PTA文部科学大臣賞」を受賞した綾部中学校PTAの荒賀さんから絆ルームの取り組みや学校地域支援本部見守り隊・地域の人たちによる中学校花壇の手入れなど、校内が荒れた時の対策など丁寧に報告された。そしてPTAにC(コミュニティ)を加え、これからは、PTCAでの取り組みの必要性を強調された。

震災の教訓を忘れないで
続いて、「東日本大震災と子どもたち」をテーマに、今回の津波被害の福島県新地町立新地小学校大谷校長先生から被災した子供たちの今や、被災住民と小学校の子どもたちとのふれあいや「絆」の再構築の再確認など、近況報告をされた。
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震災当時、子どもたちをどうやって避難させたか。高学年が低学年を支えて、避難したこと。学校体育館を避難所とし、住民の不安解消に向けて取り組んだこと。卒業式入学式をランチルームで行い、避難所のお年寄りたちとも一緒の式ができたこと。放射能の心配からグラウンドでの玉入れ競争にブルーシートを敷いたこと。子どもの教育の現場で、避難所に避難しているお年寄りと子どもたちとの交流ができたこと。この1年間、被災して苦しく辛い生活をしているが、多くの心の絆ができたこと。テレビで見るだけではなく生の声で語っていただけたことは大変貴重なことだった。中丹管内の先生たちも新地小学校へいち早くボランティアとして出向かれたようだ。私たち市民もできるところで、この震災の教訓を語り継いで、再度人間同士の心の絆を強める取り組みをしなければならないと思う。それが、1万8千の御霊に報いることとなる。

午後4時会は終了。夕食は、幸チャンばあちゃんと義弟夫婦と外食(といっても「きつねうどんとおにぎり」)

by ando-ayabe | 2012-03-10 23:07 | 日々の生活  

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