連合審査

3月9日(金)
午後、帰宅して、参議院決算委員会での質疑を聞いていた。自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会から中川何某と言う議員が質問をしていた。地方への一括交付金に反対する質問だった。道路の補助金の一括交付金化のことを言っているようだった。地方で整備する道路も、従来通り国から補助金を交付し、国家の道路政策として国が関与すべきとの質疑だった。
 テレビを見ながら、何と時代遅れの、地方の実情も分からずに、「国家の関与」とか「国が無くなる」とか、よくも頓珍漢な質問をするものだと、腹が立って仕方がなかった。野田総理は、穏やかに現在の国と地方の関係など説明されていたが、自民党系議員でも、こんなことを言う議員がいるのだな~と少しショックだった。新しい地方と国との関係を構築しようと、地方6団体が進めているときに。地方分権道遠しを感じた。国の関与の弊害は以前から言われてきたところだ。改めて言うまでもなく、国の補助基準に見合う道路をつくって過大な道路整備などが問題になったことは記憶に新しい。にもかかわらず、今だ国家政策として道路政策が存在するかのような質問を繰り返している。
まるで、国土交通省の省益を擁護するかのような族議員のような国会議員。あれだけ民主党は敵失を繰り返しているのに自民党の支持率が上がらない理由も判らぬではない。

連合審査会は13年ぶり
今日は、総務教育建設委員会は通常は無いのだが、議第44号の「地方財政法第33条の5の7第1項の規定に基づく地方債にかかる許可の申請について」に関する議案は、産業厚生環境委員会で審議する議第43号の「綾部市土地開発公社の解散について」と、議第45号の「権利の放棄について」議第46号「市有財産の無償貸与について」の3議案とのかかわりがあるので、平成11年以来13年ぶりの総務教育建設委員会と産業厚生環境委員会との「連合審査」が開かれることとなった。

その関係で、午前9時30分第1委員会室に全議員が参集し「連合審査」を行った。委員長は、産業厚生環境委員会の塩見麻理子委員長。テキパキと委員長の役割をこなしていくお姐さん。

土地開発公社は、公共用地の先行取得事業を通して、綾部市の都市基盤整備に大きな役割を果たしてきた。綾部市が、大きな事業に対して、債務負担行為の議決をすることによって、市中の金融機関から資金を調達し、事業用地の先行買収を進めていった。

現在の駅周辺の開発ができたのも、京セラ用地を取得できたのも、桜が丘などの住宅工業団地の用地も、多くの市の開発は土地開発公社の公有地先行取得事業によるもの。

その結果、134億円、229haの用地を取得し、公共用地等に供してきた。用地取得の経過の中では、買い取側(綾部市)の状況の変化で、買い取り困難な状況も生まれてきた。その結果11haの用地が公社の所謂「塩漬け土地」となった。その買い取り価格に利子を含む現在の価格は13億8千万円。しかし、実勢の評価額は、6億5千万円。その差額(多少の土地開発公社の現金を差し引いて)7億2千万円余りは土地開発公社に対する求償権を放棄する。その議案も出されている。

当時はそれだけの評価があったが、地価も下がり、実勢価格は6億円余りしかないのが実情。金融機関へは起債して公社の借金を代位返済することとなる。公社は、市に対し土地を引き渡すが、評価損分は債権放棄することになる。

3セク改革推進債は、公社の解散が条件。全国で、1900社ほどあった公社は今は、970社ほどに減少し、これらも、ここ数年でなくなると思う。25年には、3セク債の発行期限が終了する。

「過去の課題を早く整理して前に進もう」との決断を大いに評価
しかし、あと2年を残して、京都府でトップを切って公社の解散を実行するにはそれなりの決断が必要だったであろう。山崎市長の「過去の課題を早く整理して前に進もう」との決断を大いに評価したい。そして、それができたのも、四方前市長からの財政再建の道(起債残高を減少させ基金を積み上げてきた)の賜物である。

今夜は、議会で提案された職員は、安堵のお酒を飲んでいることだろう。担当された関係各課の皆さん御苦労さま。きっと、思い出に残ることだろう。

健康プラザを経営する3セク水夢への土地開発公社から引き継ぐ市有地を無償で貸与する議案も同時に提案された。「3セクに無償で貸すのは問題だ。健康プラザを建設するときに、四方前市長は、市に迷惑をかけない。いずれ土地は買う。配当もしたい。と議会で答弁した。約束違反だ。市はどう考えているのか」との質問が共産党市議団から出された。

しかし、あれから10年。経営環境は大きく変わっている。そんな中で、必死で、1400人の会員を維持している。健康プラザの利用者の50パーセント近くが60歳以上の高齢者。健康づくりや腰痛等のリハビリの場となっている。経営状態の良くない3セクに、もし有償貸与したら、即刻利用料を上げなければならなくなるだろう。利用者であるお年寄りに負担増加になるだろう。そして、利用者は減少することになるだろう。そして債務保証している綾部市は結局経営の責任を取らねばならなくなるし、お年寄りの健康管理の場を奪うことになるだろう。あるいは、経営悪化を理由に従業員の整理も必要となろう。これから更新投資でますます資金が必要になる時期に、「公社が貸し付けた当時の250万円で借地料を支払わせろ」と言わんばかりの共産党議員団の主張。みなさんどう思いますか?

私は、近隣の保健福祉センターや、市立病院など健康作りの中核施設と連携し、市民の健康作りの実践施設としてその役割を大いに果たしてほしいと思う。そのために経営安定を図るための無償貸与は致し方がないと思う。FMいかるも、緑土{あやべ温泉」だって、運営だけが3セクで、施設整備はすべて綾部市がしている。所謂「公設民営」。ところが、水夢株式会社は、施設建設から運営に至るまで、3セクが自ら借金して建設・運営している。他の公設民営組織と比較しても、大変な経営努力だと思う。

 過去の市長見解と異なっているなどと「教条的」なことを言うのではなく、設立当時とは大きく社会条件が変化する中で、市民の健康作りに良く頑張っていると評価すべきではないだろうか。

連合審査が終了したので、総務教育建設委員会は、北庁舎の会議室に移動して委員会を再開。議題44号の起債許可について意見調整、採決。全員一致して可決した。
「第3セクター改革推進債(借り入れ金利1.0%。償還利子の50%が特別交付税算入で、利息の内1億8千万円のメリット」という有利な起債を活用して、時期を失せず過去の課題整理を決断したことを大きく評価する。今後市の財政状況に留意しつつ土地処分の促進と繰り上げ償還を進められたい。」との意見を表明しておいた。

委員会終了後、監理課、土木課へ行き、市道青野豊里線の実施設計について地元説明の件、又神宮寺の市道側溝整備の件で担当課長と協議。

午後1時帰宅。

自治会の決算準備や自主防災会部長会の文書作成と送達。「綾部公民館まなび通信」の3月号の原稿を印刷屋さんへ持参。自治会賛助会費の徴収をしようと思ったが、雨も降っているし、5時になったので、中止。

今夜は、土地開発公社で世話になった仕事を思い出しながら、一人酒でも。
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by ando-ayabe | 2012-03-09 18:40 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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