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綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

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12月議会閉会

11月29日から開会されていた12月議会は12月16日、本会議を再開。13議案を全員一致で可決し、4請願を賛成少数で否決、1意見書を全会一致で採択し閉会した。

請願4件に対し、私が壇上に立ち反対討論。共産党の機関紙に「反動市議 市民の切実な願いを全否定」とかなんとか大量のビラで独善的プロパガンダを展開するのだろうな~と思いながら恐れず自分の思いを主張しようと請願に対する反対討論をおこなった。要旨は次の通り
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創政会の安藤です。この度提出され審議いたしました、
請願第4 教育費の保護者負担軽減のために補助を求める請願
請願第5 教育充実に向けた教職員の増員を求める請願
請願第6 学校の施設設備の抜本的改善に関する請願
請願第7 小・中学校の教室等にエアコンの設置を求める請願
の4件について一括して反対の討論を申し上げます。
昭和22年終戦によって占領軍の下で作られた旧教育基本法は、私たち戦後教育に「自由と個性の尊重」というアメリカ式の教育を押し付ける中で、大きな歪みをもたらしました。 
そこで、平成18年に戦後教育基本法に欠けていた「道徳教育」や「わが国と郷土を愛する心を養うこと」などに関する項目も織り込んで教育基本法が改正されました。その新教育基本法や新教育指導要領に基づいて、課題の解決を目指して家庭・地域・学校でそれぞれ歪の是正を図るべく鋭意取り組まれているところであります。
教育は国の基であり「家庭教育における躾」、「地域における子どもたちへの見守り」、「学校における知・徳・体の習得・仲間意識の養成」の三者が一体となって日本の将来を担う子どもをしっかりと育てることが今、求められています。
今回、日本共産党議員の紹介で綾部市教職員組合から提出されました4件の請願につきましては、毎年同様の請願が同様の団体から提出されているところでありますが、そのいずれもが、綾部市において、厳しい財政の中にあっても、議会での議論を経て、財源措置を講じ、出来る限りの予算措置を講じてきたものばかりであり、毎年同じ項目で同じ内容で提出される本請願や請願に添付されている請願署名の中味を見るにつけ「請願者である教職員組合の組合活動が目的」と受け止めざるを得ないのではないかと考えます。

請願第4の教育費の保護者負担軽減のための補助を求める請願でありますが、本市においては、従来から、準・要保護家庭への適用基準を生活保護基準の1.5倍に設定するとともに、本年度からは、就学援助費の内容を充実し、市町村で独自判断とされ地方交付税措置とされたクラブ活動費や生徒会費、PTA会費、体育実技用具等に関しても、就学援助費を交付することとし、要保護・準要保護の支給援助費の総額は、平成23年度当初予算で、5千7百万円と平成22年度決算の3千8百万円と比較しても約1千9百万円の上積みをしたところであります。支援が必要な家庭にはしっかりと支援が届いているものと考える次第であります。加えて、既に「子ども手当」において同様の子育て世代への保育・教育支援を行っているにもかかわらず、さらに、同様のバラマキ補助を実施せよとの請願を採択できようはずがありませんし、費用対効果を考えても、全保護者の家庭に、年間1家庭に5千円・1万円を交付してなんの効果があるのでしょうか。

次に、請願第5の「教育充実に向けた教職員の増員を求める請願」に関しましては、これも同様毎年のごとく提出されているところであり、30人学級実現と小学校専科教員配置に対する請願であります。
この請願に関しましても、本市においては、既に全ての学校において30人学級が達成しているところであります。また、請願中の「小学校における専科教員の配置」に関しましては、今後ますます小中学校の生徒児童数の減少が見込まれる中で、小中一貫教育の充実も図られる中で、中学校専科教員を活用した小学校の専科教育を実施も可能であります。また、綾部市では、地域の市民による見守り活動や絆ルームの開設など、教職員だけで解決せず地域が一体となって先生の負担軽減にも努力しているところであります。
同様の要望は、全国教育長協議会から既に「初等中等教育の振興において、教職員定数の改善と学級編成基準の緩和」の要望が文部科学大臣宛に提出されているところであります。 
先日のオープンスクールを見る限りでは、今、必要なことは、充実された教員配置に伴う若い先生方への「教師力」「指導力」を如何に向上させるかが課題と考えます。

次に、「請願第6の学校施設整備の抜本的な改善に関する請願」に関しましては、毎年大規模改修予算を計上し、各学校長からの営繕・修理の要望に基づいて、厳しい財政の中を改修に努力しているところであります。本年においても、昨年度の1千5百万円に対して本年度は4百万円増額して営繕・修理の予算を可決したところであります。
また、耐震工事におきましても、京都府内でも速いスピードで一気に非木造校舎の耐震化を完了させ、木造校舎の耐震診断と校舎改築を検討しているところであり、改築にあたって二重投資とならないよう配慮しながら、順次営繕・修理を進めていかねばならないところであります。
本請願を審議した総務教育建設委員会では、請願者と紹介議員から、特定の老朽化した木造校舎の廊下の木製窓が落下したことを、ことさらのように申されていました。
一事象をとらまえ、それが全体のごとくに声高に訴える「得意」の手法を取っておられますが、予算の最終決定権者である市議会議員として、二重投資や市全体を見ての財政負担など、大きな視点に立って、一番ベストな選択を考えることこそが議会議員として必要かと考えます。

最後に「請願第7号 小・中学校の教室等にエアコンの設置を求める請願」についてであります。この件に関しましては、本年9月議会でも、本会議において、私も教育委員会に「財政的配慮をしながら、計画的なエアコン設置について」質問もしたところでありますが、その際の答弁においては、学校改築計画を進める中で順次エアコン設置を検討したいとの答弁でもありました。また、その後、市や市教委も設置の必要性を認識され、エアコン設置に向け財源確保や整備上の障害など課題の整理など検討されておられると聞いているところであります。 
設置にあたっては、四億円ともいわれる莫大な経費が必要と伺いましたし、整備のための学校本体のキュービクルの取り換えも必要になると伺っております。
昨今、エネルギー問題が取りざたされております。長期的には原子力に代替するエネルギーを確保しなければなりませんが、短期的には如何に節電するのかということも課題であります。今年の夏場においても、全国で、エコに配慮した「ゴーヤ」や「朝顔」の緑のカーテンで遮光したり、ミスト噴水を放出する学校や、熱中症予防の水筒を持参させたり、地域・家庭・学校で工夫と努力を重ねているところであります。
誰もがエアコン設置の必要性は認めますが、当面は、家庭・学校・地域での自助・共助の努力を行いながら、財源を涵養して計画的整備を進めていかざるを得ない現状を理解しているところであり、「市の財政」がどうなろうと請願を採択し要望さえしたら良いと言うことでは、あまりに「無責任」な姿勢だと言わざるを得ません。少なくとも予算審議や決算審査をするなかで、真に必要な事務事業を取捨選択しながら市政運営の一端を担っているのが我々議員であります。市民から頂戴する税金を無駄遣いせず、真に必要な事業に対して、財源を確保しながら、予算計上に責任を持つという立場であり今回の4つの請願採択に反対を申し上げ討論といたします。
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by ando-ayabe | 2011-12-16 14:57 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)