立命館平和ミュージアム

9月29日
綾部市は世界連邦都市宣言を日本で一番早く宣言した都市として、世界平和に向けて草の根活動を続けている。市議会でも、戦後間もない平成25年、市制施行と同じ年に「世界連邦都市宣言」を決議した。

それ以来今日まで、世界人類が国境や国家間で争位のない連邦国家を目指して、理念に実現に向け本当に草の根の活動を続けてきた。近年は、中東和平の取り組みを人の交流からと、イスラエルの子どもたちと、パレスティナの子どもたちを招いて、日本での交流を取り組んできた。
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残念ながら、今年は、各都市で、中東和平の取り組みをしてくれる自治体がなく、暗礁に乗り上げている。しかし、理念は、大切だと思う。
民族や国家間の争いには、それぞれいきさつや背景があって、紛争に陥っている。そしてその背景や動機には必ず双方の言い分があって、どちらが悪いとか加害者だとか、それを決めつける権利もその考えを押し付ける権利はだれもないと思う。
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今日、立命館大学の平和ミュージアムを見学した。世界連邦推進会議の主催。市民議会、役員など20人で京都衣笠の同ミュージアムを訪問した。

入口には、「きけわだつみの像」が迎えてくれた。立命館大学広小路学舎にあったものが移設されている。かつて立命館大学では、共産党系学生と反日共系学生との学内紛争が激化。銅像が引き倒されたことがある。

平和ミュージアムは、15年戦争と言われる日中戦争から大東亜戦争時代に国民が抑圧された(とこのミュージアムではされている)歴史の資料が展示されている。
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各展示を説明してくださる60歳代の女性がそれぞれの歴史資料を説明してくださった。「この日本兵士の写真を見てください。いつもは腰につけている銃剣を行進のときには38銃(さんぱち銃)の先につけ(これを銃剣と言います)行進中に、日本軍にはむかう中国人を容赦なく刺し殺していったのです。残虐でしょう。」
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「徴兵検査の写真がありますが、国民をいやおうなく強制的に軍隊に入れて訓練をさせていったのです。」
「東京裁判では、一番の戦争犯罪人の天皇を、戦争犯罪人とせず、中途半端な裁判をしました。」

「若い人に聞くと日本が戦争をしたのはアメリカだと思っていますが、中国に侵略してずいぶん残虐なことをしてきたことはあまり知られていません。このミュージアムでは、第2次世界大戦と言わずに15年戦争と言っています。細菌兵器を作って人体実験をしたり無差別殺人をしたり日本兵は中国人に大変ひどいことをしたのです。」

途中で聞いていて、気分が悪くなった。どうしてこの女性はそんなに日本の過去のことを一方的に決めつけて、悪く言えるのだろう。この女性は日本人ではないのではないだろうかとさえ思った。

聞くに堪えなかったので、皆さんの列から離れて、ハーグ条約に違反して無差別殺人兵器の原子力爆弾を投下したところの展示を観ようとその場所に行ったが、展示してあるのは、アメリカは、京都の梅小路貨車に原爆を落とそうと思ったが、もし京都を火の海にしたら、戦後に相当恨まれ世界から批判される恐れがあると、広島と長崎に原爆を落とした。」との説明が書かれていた。

一緒に来られた、T木さんに、「どう思われますか?一方的過ぎませんかあの説明は。日本が朝鮮・台湾・満洲へ出兵したことに関しては、それなりの歴史的背景があったはず。そのことの何の説明もないこのミュージアムは一方的過ぎませんか?アメリカや欧州諸国が黒人や有色人種にしてきた奴隷売買や迫害に関する罪はないのですか?」「アジアの白人支配を解放したのは日本ではありませんか」

そのことを、講演いただいたミュージアムの館長さんに質問してくださった。

館長さんは「私も台湾へ行ったときに感じたことがあります。台湾の60歳代以上の人は、日本にすごく好意的でした。行政・鉄道敷設・紛争の調停・教育など当時首狩り族が存在した台湾の近代化に大きく寄与しています。国民党が共産党との戦いに敗れて、台湾へ上陸したときは、日本軍隊が上陸したときと雲泥の差で、だらしない姿で、台湾にやって来たといいます。1980何年には李登輝総統が当時の謝罪を台湾の人にしたそうです。」日本人は規律正しく欧州諸国のように迫害や収奪はしなかった。
時間もなく、展示は、前半部分の15年戦争の部分しか説明がなかった。しかしミュージアムには、朝鮮戦争のことやその後の世界の紛争貧困などいわゆる「構造的暴力」や「文化的暴力」についても展示説明のコーナーがあったが、「直接的暴力」とされる第2次世界大戦のコーナーのみの説明に終始した。むしろ世界連邦運動の立場からは、現代の紛争などのコーナーの説明が聞きたかった。
 世界連邦協議会としては、本来の学びの部分が聞けず残念な見学だった。もう少し時間をとって議論もできる視察にしたかった。
綾部に着いたのは、午後6時。

それでもと、館長さんの講演資料を夜に読んでみた。

①この平和ミュージアムは、世界で最初でかつ唯一の大学立の平和博物館
②戦争の加害の実態と責任、戦争に対する抵抗・反対・非暴力者の展示など、過去と誠実に向き合い、戦争を総合的にみている。~アジアをはじめ世界から評価を受けている。
③過去の戦争だけでなく現代に戦争紛争についても展示している。
④戦争展示にとどまらず、飢餓・貧困・環境破壊や人権抑圧などの「構造的暴力」についても展示し、「平和を損なう人類的課題」解決の道、「平和創造」の課題を示してある。などと書かれていた。

「構造的暴力」とは社会の構造や制度に本質的な原因がある場合の暴力で、戦争に至らないが、貧困、人権抑圧、社会的不平等、環境破壊、教育医療の遅れなどの要因で、戦争の萌芽が発生し「平和」とは言えない状態が生み出されている。「人間の能力の開花を阻害する原因」も平和を脅かしている『暴力』の一種である。

≪飢餓の現状と対応≫
・世界で6人~8人に一人の割合で、餓死者が出ている。(北朝鮮のことは数字に入っているのだろうか?)
・小学生6億人のうち1億2千万人が学校に行けない。
・3~4秒に一人の割合で、餓死者が出ている。
・飢餓の原因はさまざまだが、発展途上国に集中している。
・食糧問題は世界戦略の一つとなっている。
・1kgの牛の成長に8~15kgの穀物(コーン)が必要で、7億tの穀物の内5億tは牛の飼料となっている。その分の一部でも開発途上国へ行けば飢餓の一部は解消できるはず。
世界の食肉消費量は50年間で3倍となっており、アメリカの穀物メジャーの食糧戦略に世界の食料が組み込まれている。

「平和」や「平和な社会」「平和な世界」を創り出すために自分は何ができるのか。構造的暴力をなくすための取り組み
・世界における人類的課題について考え、「地球市民」としての意識を磨き、自分の分野や身近にできることを実行する。
・「直接的暴力」や「構造的暴力」を助長したり、正当化するような考え方や文化、いわゆる「文化的暴力」の考えに染まらない。ためには、科学的考え方を磨く。原子力についての認識を始め、科学的根拠のない俗説に影響を受けない国民的素養が大切。みなと同じに思える画一的な『常識』があぶない。-例-血液型・星座占い・単一民族意識-


などなど。

最後に「波風は平和のためのプロセスである。」他者と同調できて波風が立たない、または立てないことが「平和」ではない。矛盾やトラブルを嫌がらずそれを皆で克服、正義を求めながら協調していく創造的プロセスが「平和」である。その意味で、「共鳴することは大切だが、シンクロ(同調)してメルトダウンしてはいけない。と締めくくってある。

 
全くその通りで、戦後教育の中で敗北史感に裏打ちされた教育に対して、もっともっと、国家としての日本の立場をしっかりと学べるよう、波風を立てる必要があると思った。このままでは日本と言う美しいし国が駄目になる。
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by ando-ayabe | 2011-10-01 01:44 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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