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日本コレクション

日本は独自の文明を形成してきた。イギリス、ハンチントンも明かした日本の独自の文化。それを象徴した京都文化博物館リニューアルオープンの「帰ってきた江戸絵画」展覧会

19日は、朝から不純な天気だった。朝8時から1時間お寺の秋の彼岸法要の準備。ちらっと雨模様かと思ったが。午前10時過ぎには本降り。

市内でもいくつか行事があったが、今日くらいしか空いている日がない。家内と荷物を娘に届けるために京都へ。8月にはフェルメールの手紙展を観に行ったが、9月3日から、京都文化博物館で催されている「帰ってきた江戸絵画ーニューオリンズ ギッターコレクション展」を観に出かける。
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洋画に負けない日本の絵画の巨匠たちの絵画を一堂に集めたこのコレクション展。ゆっくりと時間をかけてみることができた。ギッターコレクションのギッター博士は、眼科医で40年をかけて、すぐれた日本美術を収集。日本美術を「純粋で、シンプルで、素朴な」美しさ、とりわけ墨線の持つ多様な表現に魅せられ、禅画を始め文人画、円山四条派、琳派、浮世絵、奇想の画家、近代美術へとコレクションを広げ、今では、池大雅、伊藤若冲、俵谷宗達、酒井抱一などの江戸時代の一大美術品コレクションとなているようです。京都文化博物館では、10月16日まで同展覧会が催されています。
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絵画にそれほど知識があるわけではなく、学びの一つとして、展覧会に出かけている。京都文化博物館一帯は、新風館や近くに大垣書店、尾池通り二条・三条通りと河原町通りと烏丸通り間に新しい人の動線が生まれている。予備校の河合塾も近くにあり、若い人も多い地域。今日も、新風館と文化博物館で、ジャズセッションが開かれていた。終日のんびりと過ごすには最適な地域だ。
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最初に京都文化博物館へ。特別展を観覧。
展示されている作品は107点。俵谷宗達、伊藤若冲をはじめ与謝蕪村、池大雅、酒井抱一、谷文晁、長沢蘆雪、中原南天坊など江戸時代を代表する各派の画家たちの絵画。

日本の絵画、特に禅画は、洋画と異なり、特に禅画など墨画に表す書画からそれぞれ見た人が表現された絵画の内側を悟るところが、奥が深いように思う。油絵のように画の厚みの表現は水彩でもあり難しい部分はあるものの、墨や水彩の濃淡から表現するところに一層奥の深さ表現の奥深さを感じる。

京都文化博物館はリニューアルし、総合展も開催され、1階では、グッズ、永楽堂や伏見のお酒、西陣織など京都発のお土産、食事のコーナーも充実しており、旧館でのジャズセッションなど文化的総合アミューズメント施設で、ゆっくりと楽しむことができる。
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昼食を館内のそば店で。その後、腹ごなし?に烏丸通りに面した新風館へ。ジャズセッションをしていた。ウインドショッピングして、近くに「伊衛門クラブ」があり、たくさんの人で賑わっていた。満席でもあり、角のスタバへ行く。テイクアウトし、車で、東山へ移動。

夏に来た時の買い忘れがあるとのことで「ねねの小径」を通り抜け高台寺前の小物屋さんへ。もう品物は残っておらず。(当たり前や、夏の商品を今まで残していたら、店潰れるわ。たくさんの観光客が通り抜けるお店や)その足で、駅南地区へ
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アバンティはもうすっかり若者専門のファッションビルに様変わりしていた。おじさんには本屋くらいしか楽しむスペースは残っていなかった。そこで買ったのが「もしドラリーダーシップ論」(宝島社)と韃靼の馬(日本経済新聞出版社)

「もしドラリーダシップ論」という本を読んで、先日の市議会一般質問が汗顔の至りであることに気づかされた。山崎市長は改めてすごい人物。「もしドラ」どころか、たぶん以前からP・Fドラッカーはを読んでいたのだろう。そのうえでの答弁だったんだと気がついた。いやはや、恐れ入りました。

他所で飯を食ってくるということは大切だ。たくさんの知識と経験を財産に、それを新しいステージでリーダーとしてその知識経験を上手く使って仕事を進めているんだと改めて敬服する。

その書籍の走りの部分に、「リーダーに必要なのは、直感やカリスマ性ではない。方法論だ。組織を率いるとは、目的・目標を明らかにした上で、人と言う資源からいかに最大限の力を引き出すか、作戦を立てることだ」そのためには、「全体最適」。「部分最適」では組織全体での仕事のバランスを欠す。リーダーはまず、組織全体の働きの総和に配意し「全体としてベスト」という状態にすること。

と書かれている。まさに現市長は「全体最適」の組織づくりを進めているのだな~。これまで政治的なスタンスで「直感」や「カリスマ性」を進めてきた政治家もいたが、行政と言う組織を動かす時には、あまり役立たない。政治家はカリスマ性が必要かもしれないが行政と言う組織を動かすリーダーとなった限りは、組織を総和より大きなものを生み出すマネジメントこそが必要だ。

一般質問が杞憂であることを改めて認識し、前にもまして、綾部市民は最適な選択をしたと自信をもって表明することができる。

引き続き、もしドラリーダー論は折に触れ書き込んでいきたい。
「韃靼の馬」は日経新聞に掲載されていた。超大作。639ページ。読み終わったのが、32ページまだまだ。おいおい書きこもう。

久しぶりの家族サービス。子どもは、一人で厳しいフィールドで、先輩や仲間に教えられ、自分のものとしながら、他所の飯を食っている。激励に夕食を共にしてきた。と言っても、「ザ飯屋」でフリーチョイス。これも、本人が大きく成長するための試練。甘やかさず自分の力で切り開くよう見守っていく。

by ando-ayabe | 2011-09-19 23:22 | 日々の生活  

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