待ったなし・働く場の確保

10月13日(続き)
議会本会議終了後、議会全員協議会が開催され、京都府綾部工業団地に14年前に立地し、操業を行ってきた「トステム綾部工場」が閉鎖されるとの報告を市長から受ける。

内容は、
・住宅建設の急激な落ち込みで、綾部工場で生産している住宅関連商品の需要が落ち込み、国内22工場海外2工場に集約を行わねばならなくなった。綾部の生産品は今後中国大連と、福島県須賀川市、三重県名張市の工場へ集約移管する。それに伴い、377名(内171名の正社員)の雇用確保が困難になっている。
工場閉鎖は、2010年3月(6ヶ月後)

正社員171人の内綾部市民は4割にも及ぶ。また舞鶴市も4割あり、パート・派遣等の方々も200名近くおられる。深刻な雇用問題に発展する。

綾部市は9月28日に綾部工場閉鎖を知り、翌29日京都府知事、市長の連名で要請書を会社宛手渡すとともに、10月に入っても、府と市で連携し本社を訪問したりして雇用の場の確保するため、閉鎖しないよう提案も行ったようだが、本日に至ったとの説明だった。

今後10月16日には、京都府やハローワーク、商工会議所などによる「トステム閉鎖に伴う連絡会議」を開催し、対策を検討することにしていると言う。

ここで第1に考えなくてはならないことは、働いていた方々の生活・就労支援だ。何より不安に思っておられる市民の皆さんに対するケアをしっかりと取ること「相談窓口の設置」はもとより、一人一人に対する相談対応を願いたい。ローンを抱えている方もおられるだろうし、子どもを抱え生活費の問題もある。当面は失業保険もあるが、パートや派遣の方々は非常に不安定だ。そこを考える必要があろう。
第2には、雇用の場の確保。受け皿となる企業への支援も含め、早急に雇用のパイを大きくしなければなるまい。
第3には、閉鎖された工場用地の再利用。企業を誘致したり、閉鎖された工場の利用なども考える必要があるが、それはまだ先のこと。何より働いていた市民を優先しなければならない。

創政会では、トステムの問題も含め、急激な雇用環境の悪化への対応を検討するため、ただちに対策を提言するため、午後、雇用情勢について調査活動を実施した。

福知山にある京都ジョブパーク北部サテライト(正式名称:京都府若年者就業支援センター北部センター)を訪問。今全国的にも有効求人倍率が大幅に落ち込んでいる。特に京都府内は0.5以下で働きたくても働く場が無い状況となっている。センター長の柴田伸之さんから北部センターの状況をお伺いした。若者を含め、就業を求める人々への対応は、それぞれの就業支援組織が一歩踏み込んだ相談対応が必要。キャリアカウンセラーによるきめ細かなカウンセリングを行うとともに、働きたいと思う方に適したセミナー・研修(パソコン・面接・応募書類の書き方など)指導、そしてハローワークによる職業紹介。就職できたとしても、定着までのフォローアップの支援。など一貫したサービスが必要とのこと。北部サテライトでは、ハローワークの窓口も開設され、より決めの細やかなサービスを行っておられた。ただ、スペースがまだまだ不十分で、落ち着いて相談できるのかとの不安はある。開設時に比べると施設は充実しているが、今後益々この施設への需要は大きくなる。
f0111128_16295251.jpg

その後、福知山、綾部のハローワークを訪問。館内を見学した。両施設とも、就職を求める方々がパソコン画面を通し求人情報を見入る人で一杯だった。
f0111128_1640595.jpg

ハローワークでは、玄関先にも、毎日の求人情報紙のパンフレットスタンドを設置し就職を求める人へのサービス充実に努めておられた。
次に、綾部商工会議所を「あやべワーキングパートナー(W&P)」を訪問。1階のものづくり館のスペースを活用して設置してある。選任担当者の福山さんからW&Pの状況の説明を受ける。
f0111128_164154100.jpg

f0111128_1641248.jpg

ここでは、主に、U・Iターンの希望者と市内企業の望む人材との中を取り持つ役割をしておられた。企業それぞれが望む専門技術を持つ人材ははなかなか地元で確保することが困難な場合もある。商工会議所では、
インターネットを通じ専門技術力を持つUIターン希望者の人材登録をし、企業側のニーズに対応している。登録者人数は400人。3年間の実績では、20名のU・Iターンを地元企業が受け入れている。有料職業紹介事業の地元の登録事業所数は現在10社で、インターネットで会員に登録すれば情報提供される。

キャリアアップ事業も取り組まれており、キャド技術と電気保守技術の研修事業(受講料は無料)を実施。既に定員一杯の状態だと言う。

京都府産業技術支援センターの研修機能は今どのような状況なのか気になった。次回の調査では府北部産業技術支援センターの研修や産学連携の状況を聞きたいと思う。

最後に商工会議所井上専務と創政会メンバーで意見交換会。
綾部市の産業・雇用を考えた時に、やはり、農業だけではなかなか地域経済を活性化させるだけのパイが小さいため、半農半Xとして(昔は兼業農家)ものづくり産業を発展させることが基本になる。企業誘致にしても、既存企業の新技術・新製品開発にしろ必要となる。またその際には、優良な労働力が必要になる。人材の育成も必要だ。高齢者対策だけでなく、若者が定着できるまちづくりも必要になる。今は高校生の就職が無い状態で、深刻な状況。企業誘致にしても商工会議所や京都府、綾部市などが一体となったプロジェクトチームを編成し、専任の企業誘致担当者の配置が必要。「綾部の営業マン」が必要だ。で一致。
f0111128_16303229.jpg

早急に雇用を改善する対策を講じなければならないだろう。それには、先ず関係者一同が短期・中期・長期的な雇用の改善を図るスキーム作りと、短期においては即刻行動を起こすことだ。
[PR]

by ando-ayabe | 2009-10-14 06:01 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

トラックバックURL : http://andoayabe.exblog.jp/tb/12122306
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]

<< 秋の雷 功遂身退 天之道也 >>