三鷹市小中一貫教育   

2009年 05月 15日

5月11日から13日まで関東方面へ「市議会総務・教育・建設常任委員会」で調査研究出張をしておりましたので記事がかけませんでした。加えて出張前日叔母(99歳)の健康状態が不安定との施設からの連絡や急な業務も入ったこともあり、急遽12日帰綾。14日午後「風邪)」で1.5日寝込んでしまいUPできず。ようやく15日平熱になったので、少し長ーく(強調)なるが、この間の行動記録をUPする。

f0111128_1273866.jpg

5月11日(月)朝7時50分東京へ向け総務教育建設常任委員会(委員長白猪知広委員長)出発。
東京へは11時に到着し、三鷹市へ移動。午後東京都三鷹市において、三鷹市の小中一貫教育について調査研究。
東京都三鷹市の人口は17万人。面積は17平方キロメートル。およそ綾部市の20分の1.人口は、綾部市の5倍。教育激戦自治体。市内には多摩川用水が流れ、武蔵野の緑陰が色濃い。ジブリ美術館や山本有三記念館などもある。太宰治入水の場所も。

三鷹市の地域事情にもよるが(つまり三鷹市は関東圏域のベッドタウンとして、私学教育などいくらでも教育を受ける恵まれた地域。しかしその中で、公教育の果たす役割、私学との競争がある。)

おのずと公教育も切磋琢磨しなければ、公教育は税金泥棒となりかねない。そのような環境もある中で、三鷹の公教育のあり方を追及されたのではないだろうか。

競争原理の働かないところに切磋琢磨はありません。

三鷹市長は、大学教授で住民運動家「清原慶子市長」。コミュニティのあり方など素晴らしいポリシーを持っておられる全国的にも有名な市長。
公教育は「私学の建学の精神を学べ」早稲田、慶應、津田塾、成美、共栄などなど、「私学」は創設者の教育に対する思いが込められた学校。公教育においても、建学の精神を形作り特色のある教育を施さなければならない。

そのような思いをこめて、平成16年から三鷹の義務教育9年間の一貫教育を進められている。説明いただく川崎学校教育課長さんや大嶺せい子参与は、しっかりとした精神的支柱の元で、熱意を持って説明いただけた。

「にしみたか学園」という名称を付けた小中一貫教育の内容を説明してもらった。
にしみたか学園は三鷹市立第2中学校区の2小学校と中学校の形態を残しながら、教育内容を小中学校を濃密に絡み合わせて、連携教育を施していくもの。

それを具現化するため、教員の小中学校への兼務辞令を発令し、中学校教諭が、小学校でも教える時間を作ることで、子ども達の教育内容でのつまずきの箇所を把握し、義務教育期間内での発達段階に応じ、なおかつ一貫した教育を実施しようとするもの。

中学校へ小学校の先生が出向き、悩んでいる子どもを見て、「あーあの時もっとしっかり教えていたら、今この子は悩むことはなかったなー」との気付きや中学校の先生が小学校へ出向いて教えることで、「この教え方では子どもは理解しない」と気付いたりすると言う。

そして、9年間を一貫して教えていくことで、子どものつまずきや中1ギャップもなくなるとのこと。平成17年度からの3年間の検証の結果、その成果を踏まえ、平成21年度からすべての中学校区(6中学校区)で小中連携一貫教育を実施されると言う。また、小学校でも、教科担任制も導入される。

三鷹市では学校だけかと言うとそうではなく、コミュニティスクールも取り入れ、地域や保護者が補習授業で補助教員になったりしている。

昨年本市内の中学校で、発生した校内の荒れで、おそらく教育内容の理解の点で子ども達は大きなハンデを抱えたことと思う。今からその子たちの教育を取り戻せるのか大変なことだと思う。今こそ、中1ギャップを発生させない教育が必要だと思う。子供の成長に「待った」はない。学校で学力をつける以外には道はないのであるからこそ、学校に行っている時間は徹底して「確かな学力」を身につけさせてほしい。

よく「最後は家庭です」と言う言葉がでるが、実態はどうか。家庭で教育が困難な状況にまで至っている現実を直視し、「どうすれば中1ギャップや小1プロブレムを解消し最高の義務教育を保証するのか」と言うことを大前提に地域・家庭・学校が枠を超え連携しあうことが必要な時期に来ています。

三鷹市では、都立高校で中高一貫教育が進められようとしたり、私学がどんどん市内・隣接自治体に立地している中で、いかに義務教育9年間「確かな学力」を付けさせるかで、必死の努力をしておられた。

三鷹市を離れ、次の訪問自治体川越市へと向かった。
[PR]

by ando-ayabe | 2009-05-15 12:08 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : http://andoayabe.exblog.jp/tb/11069099
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]

<< 女性消防団 熊野新宮会館 >>