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ミサイル飛来

城山三郎著の「落日燃ゆ」がテレビ放映された。広田弘毅総理誕生から東京裁判まで。
監督や脚本によっていかようにもなるのだが、統帥権を楯に増徴していった軍部の有様。松岡洋介が国際連盟を脱退して帰国した様子が捉えてあった。松岡外相は天皇から、決して脱退することのないようにとの言葉を賜っていたにもかかわらず結果、脱退することになった。

帰国してマスコミの扇動によって松岡の国連脱退は賛美され、国民は提灯行列で迎えた。当時の新聞は戦争賛美一色だ。(一説には国家に書かされたということになっているが事実は違うようだ。当時の記者が語っている本が出ている。)強調の差はあっても、軍部と政府との関係はあのような事なのだろう。

しかし広田弘毅の取った東京裁判の態度は後世の者として、史実を明確に伝える必要があったのではないかと疑問を感じる。助命のためにと言うのではなく、どのような流れで戦争に至らざるを得なかったのか明確にしておくべきだったのではないか。

戦後の自虐史観(東京裁判史観)が今日まで、尾を引いている現実がある。何故満州国建国を中国政府(国民党)は承諾したのか。満州支配の実態はどうだったのか。まだまだ国民に明かされなければならないことが多くある。

中国の国民がインターネット上で、我が国のソマリア派遣に刺激的なことを書いていると。中国政府は事実のみを伝えた模様だが、国民はまたもや我が国を誹謗中傷しているとか。

第2次世界大戦中の中国国民・国内がどうであったのか、知って日本たたきをしているのだろうか?
当時は中国は単なる漢民族と満州人その他の多民族の集まりで内戦状態。国民党軍は清国を倒したあと、満州は満州人の国、長城以南を漢民族の国と理解していた事実。もちろん満州支配を正当化する考えは無いが。

これからもっともっと当時のドラマや書物が世に明らかになること。そして正しい歴史を理解できるようになることを期待したい。

戦後憲法は、軍隊を否定し、自衛隊を設置した。あくまでも文民統制と民主主義のもとでの自衛隊である。もちろん憲法改正によって、世界の平和を求める国軍とすることは、世界平和を一番求めている国家として当然必要だ。自国の平和さえ守れない防衛組織でははなはだ問題で、今回の北朝鮮が打ち上げる大陸間弾道弾が我が国の原子力発電所を攻撃しないと言う保証は何にも無い。万が一北朝鮮が暴発した場合どうするのか?平和交渉だけでいけるのか?
国民は真剣に我が国の安全を考えておかなければならない。

その意味で、今回政府が明確に日本上空を通過するようなものは打ち落とすと意思表示したことは当然だ。「世界第2位の経済国、世界で一番国連の負担金を支払っている国、日本の沽券にかけて一方で、しっかりと国防体制を整えながら「なめられるな」の姿勢で臨むことだ。それが外交だ。

本当に国民保護法が動く時期が来るかもしれない。そんな状態でも「防衛費を削減して介護保険の充実」なんてお気楽国民が多いこと。

by ando-ayabe | 2009-03-16 00:35 | 日々の生活  

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