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綾部市議会議員 安藤かずあきの活動日記です。

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議会調査②

会津若松市議会を訪問。
会津若松市議会では開かれた市議会を目指して、平成20年度に議会終了後各地区へ政策討論会に出向き、議会に対する要望意見を聞いてくる取り組みを始めた。年2回行っている。
会派に関わりなく、数人で回ると言う。議員の質が問われる。
政治倫理条例制定は、女性議員に対するセクハラ事件がありそれを契機に制定することになった。
市議会議長選挙では、各議長がマニュフェストを提出し、立候補し、議会改革と政治倫理条例・議会基本条例の制定を目指して取組みを進めるとの公約で現議長が選任された。

議会基本条例に関しては、マヅ自分達が進めていることを条例化してゆくことからスタートした。だから、現在進行形の議会基本条例だ。

その他、執行機関の反問権あり。あまり活用されないとか。
パブリックコメントは、物事をほぼ役所の職員が決めてから市民に意見を求めても市民参加にはならない。とつれない。

議会の一般質問は、開会日の1週間前が締め切り。一般質問は執行機関との政策論争の場であり、提案された議案に対する質問は「質疑の場」で十分。

一般質問が出されたら、議運で重複質問の調整を行う。また、一般質問終了後議運でPDCAを行い、質問の質を高めている。代表質問は11月議会で開催している。

一般質問を2日間で行う。で、朝10時から夜の8時までやっている。質問時間は1人20分一日10人が質問。3日目は提案議案に対する総括質疑をおこなう。

などなど、話を聞いているだけで、綾部市議会とは?を問いなおさなければならないことが数々でてくる。
市議会の役割は、「市民参加型」と「監視型」のパターンがある。どのパターンでゆくかは、各議会の判断だ。しかし、一般質問する内容を職員に作らせたり、職員から資料を取り寄せて議会質問するのではなく議員が自ら町を回って調査して、資料を集めて議会質問するようでなければ政策提案は出来ないとの話。

私達の市議会でも職員に質問文書をつくるよう依頼する議員も昔はあった。さすがにそんな議員はいなくなったが、まだまだ議員の調査能力は乏しい。どうしても市役所が出すデーターや資料を基に質問する議員が私も含めてほとんどだ。

しかし、議員の自主的な調査能力には限界がある。圧倒的に執行機関のほうがデータは持っている。ただし、市民の声や市民の意見は議員のほうが情報収集能力は長けている。

会津若松市では、「上水道の民間委託」を21年4月から実施すべしで進めているとか。それに対して市議会は「市民の意見や市民の合意形成」を大前提に独自で市民との政策討論会に望んでいる。市も毎年市政地域懇談会を開催している。

双方で市民の声を一番大切にする姿勢が取り組まれているようだ。

やはり会津藩の歴史は大きなストックだ。蒲生氏郷から上杉景勝、保科正之から松平23万石日新館(藩校)の歴史は大きな人材を育てていると見た。会津の地が東国の鎮めの地理的ポイントであったことは、豊臣時代の上杉景勝、徳川時代の保科正之~松平家へと続く配置を見ても判る。

その点西国の鎮めの位置が篠山(青山家)に置かれていたとも。もう少し歴史地理学を学びたくなるほど、興味をそそる。

最後に「議会は執行機関の追認機関ではない」議会が最終決定をしたのだから市民に対して説明責任を負うのは議会だ」と言う発想。当たり前のようで出来ていない。

これから十分討議してこの任期の間に議会・執行機関の意識改革を求めてゆくことが課せられたと思う。それが今回の出張の「費用対効果」

車は、約3時間かけて、研修先の最終日「宮城県東松島市議会」へ。車中から撮影した会津磐梯山。今年は雪が少ないと運転手さん。

東松島市43000人の都市。平成17年2町が合併したのをきっかけに「東松島市政治倫理条例」を制定。2007年ぎょうせい発行の月刊ガバナンスにも当時掲載された。しかし作っただけで実行されない。
そこで、現議長時代に政治倫理条例を実行に移すため
①「議員定数及び報酬に関する調査特別委員会」を組織し、定数削減と議員報酬に関する調査を実施し、首長へ報告している。
②「議員の費用弁償、政務調査費、倫理等に関する調査委員会」を20年に組織し、具体的な政治倫理に関する個別調査を実施している。

例えば、政治倫理条例に規定する「公職選挙法の遵守」では、①葬儀の生花に議員名をつけて供花してあること。②各種大会、会議、保育所幼稚園などの各種イベント出席時に祝儀を出す。③虚礼廃止の地域住民への徹底④後援会連絡所設置について宅地以外の土地や電柱に設置されている。

「補助金交付団体への役員就任」に関して①補助金を貰っている団体の役職就任は、審査機関の一員としての議員の立場として三役に就任するのは不適当。
「各種委員会活動の重視」に関しては、委員会に遅刻欠席が多い。委員会を軽視している。

「携帯電話の取り扱い」では「携帯電話の議場への持ち込み禁止、「その他項目」で会議中の私語、各種会議の居眠り、会議前日の飲酒、市主催の行事への積極出席などなど、詳細に(子どもでも注意するような内容にまで)調査結果の報告がなされている。これらは、17年に制定された政治倫理条例に記された内容で、その遵守が実行されているかチェックしたもの。

これも政治倫理条例があればこそ遵守のためのチェックが出来る。綾部市では政治倫理条例はない。しかし、申し合わせ事項と言う議会での約束事項で、携帯電話持込などは規制しているし、会議出席などは常識項目だ。

しかし守られていないもの、規定が無いものもある。この際政治倫理条例として議員立法するべきだろう。21年中には「政治倫理条例」くらいは制定しても良かろう。と思う。

議長が最初から最後まで説明してもらえた。議長の強いリーダーシップが功を奏している。
5期目の議長だそうだ。そして、当然に議長選があり、マニュフェストを出して議長選挙に臨んでいる。議長就任後議長に関する会議は議長だけが出席し事務局の随行は不要。黒塗りの議長車は廃止。どうしても必要な時は市の公用車(バン)で送って貰うとか。

3箇所共に、議会改革の実績とたゆまない努力を重ねておられる自治体議会を見て回れた。
熱は熱いうちに打て、2月3日綾部市議会議会運営委員会(議会改革委員会)が開催される。

副委員長としてしっかりと議会改革の道筋をつけて行きたい。まだまだ改革するべきことは多くあるし、なにより議員の役割(2元代表制として市の仕事の最終決定機関)意識の改革も必要だ。

市の執行機関におんぶに抱っこ、追認機関ではあってはならない。それだけの自覚と決意も必要だ。3日間の調査出張の経費はおよそ12万円×9人参加=108万円かかっている。108万円は全て市民の税金で賄われている。この経費を無駄にしてはならない。しっかりと成果を上げなければならない。
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by ando-ayabe | 2009-01-29 23:59 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)