地方分権待ったなし

今日から子ども達は3学期。 元気に登校。見守り隊の皆さんに新年のご挨拶。
今日から2日間議員研修で滋賀県へ。
滋賀県唐崎の自治体職員・議員の研修施設「全国市町村国際文化研究所」へ。
今回の研修は、創政会4人と民政会4人・副議長の9人で研修会に参加する。今回の研修の目玉は伊藤忠商事会長で地方分権改革推進委員長の丹羽宇一郎氏。

戦後経済の牽引者であり、経済人。そして第2次地方分権改革推進委員長として、中央集権的官僚機構から地方の自主性独自性による地方分権を進める政府組織のトップ。そんな方の話が聞ける。市議会に年末に募集チラシが回り、ただちに申し込み。この研修会は常に人気があり、早くに申し込まねばアウト。正月のまだ松も開けていない中ではあったが、議員は常に行動的であらねばならない。

8時半2台の自動車で滋賀県へ。午後1時から研修開始
伊藤忠商事株式会社取締役会長 丹羽宇一郎氏の講演
「日本再生の起爆剤-地方分権改革-」
●今日の世界経済の状態について
・サブプライムローン、リーマンの破綻などペーパーダラーが実体経済の3倍に達している。
・資本主義が社会主義化の様相を呈している。
・過去の歴史の中でバブルが戦争を誘発してきた。七年戦争やナポレオン戦争、第1次・第2次世界大戦など中世~近世。歴史は物語っている。しかし、現代は戦争ではなく世界不況を誘発している。
・それは、アメリカドルを基軸通貨としたことによる。ニクソンショック以来、担保なきドルを発行してきた付けだ。
・インターネット革命は、光の部分で情報の共有性を招いたが、影の部分で、情報の同時性も 招いた。その結果、グローバリゼーションとインターネットで全世界で一気に急スタートと急ブレーキを繰り返すようになった。
・昔は、6ヶ月かかって徐々に株や為替は変動したが、今は、一気に急上昇急降下する。
●日本の状況
・アルビントフラーは「政治は時速3km、経済は時速20km」と言ったが、今はもっと速い。
・政治は取り残されている。
・今の日本の政治に必要なことは、「ハーモニーオブライバル」で挙国一致内閣を作るべきだ。
・今日の状況は、過去の経験が生かされない。こんな時こそ、若者の時代だ。
・オバマ大統領は、「チェンジ」を提唱した。南北戦争後のリンカーンも南部の資本家と北部の工業労働者を上手く連結させた。「心のチェンジ」に時代だ。
・日本社会は変革が必要だ。人口減少は世界でいち早く人口減少社会になる。
・団塊60歳は240万人。今年の成人130万人。昨年の出生数105万人。1億2700万人の現在人口。今から50年後には9千万人に減少。

●日本の課題=地方分権の必要性
①人口減少社会をどう生きるのか?
・今後50年で1億2700万人が9千万人に
・1955年~1973年は逆だった。年間18%の名目成長率。当時60%は国内消費
・小学生100万人、中学生は120万人、高校生は130万人、20歳は133万人。このような状態で経済成長が望めるのか。
②日本は借金大国で世界一。
・日本の借金総額はGDPの160~170%850兆円
・アメリカの借金総額はGDPの60%、イタリアでも120%、欧米は60~70%だ。
・しかし、国民は大変だと思っていない。
・家計ベースで一家族あたり8500万円の借金で、年収は500万円、1年の支出は880万円で、常識的には破産状態だ。
・国家の金利負担は、1秒に50万円、1分に3千万円、1時間に18億円、国の借金はどんどん増えている。年間16兆円の利息支払いになり、消費税にして6%相当にあたる。
・1500兆円の個人資産が我が国にはあると人はいうが、個人のもので、国家のものではない。
③日本は天然資源が無い国
・エネルギーは95パーセント輸入している。食糧は60%輸入している。自給するには、琵琶湖の2.5倍の水資源が必要。

この3点を見ても、我が国の状況が分かる。
我が国の苦しい状況を脱出するためには、外貨を稼ぐ必要がある。そのためには税制改正も必要、せめて、借金の利息が支払える程度の消費税UPは致し方が無い。
これ以上の国家財政負担は日本を危機的状況に陥れる。その故に地方分権を進め、中央官僚を地方に分散させ、小さな政府と政治を構築しなければならない。
地方分権はどうしても進めなければならない。
無駄な行政の排除を進めるためには国民の心のチェンジが必要。強い総理のリーダーシップも必要。国民は危機感が無い。(今が良ければ良い)

その後、明治大学の山下茂選任教授が世界の地方自治制度について講義されたが、それは後ほど書き込みたい。
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by ando-ayabe | 2009-01-08 23:59 | 議員政治活動 | Trackback | Comments(0)  

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