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地方制度改革

1月4日(日)75.7kg
おせち料理に正月番組に飽きてきたころだ。今朝は机の前に座り少しづつ日常ペースに。
12月15日の全国市議会議長会旬報を読んでいたら、第29次地方制度調査会専門小委員会が「監査機能の充実」と「議会制度のあり方」に関して同調査会3回総会で報告していることが掲載されていた。

すでに新聞報道もされているが、「監査委員は、従来は長が議会の同意を得て任命する」こととしていたものを、「議会で選出」することとしたとのこと。また、「議会選出の監査委員は廃止する」こととする。

また、議会制度に関して「議会の召集権を首長だけでなく議会も召集できる」こととする件に関しては、首長側委員の反対もあり、引き続き検討されることとなった。とのことだった。

第1点の議会において監査委員を選任することに関しては、監査制度が市民の監視機関であることもあり大いに良い改革だ。首長が執行した予算や制度を首長があらかじめ任命した監査委員が監査するのは、制度的にもおかしいものであった。チェック機能の点からすれば、監査も議会も同様。議会で選出するほうがより民主的。

第2点の「議長の召集権の付与」に関しても、当然あってしかるべきなのだが、現行制度では、首長に召集するよう進言し、召集してもらうこととなっている。議会にも首長と同様にあってしかるべきで、その制度がないから、「通年議会」にしようと言う議論になっている。

しかし、最近全国の市議会や県議会で首長と議会との意志の齟齬により休会が続いたり予算審議もされないなど、議会の権能を放棄したような事態が見られるが、情けないことで、それなら、議員の歳費を返還するべきだろう。東大阪市議会や滋賀県議会などが新聞に騒がれている。

どんなことがあっても、議会は開会し首長に問題ありとするなら、議会で議論するべきだ。首長には専決処分と言う伝家の宝刀があり、行政の仕事は変わりなく進んでゆく。議会で徹底議論をして、反対の意思表示なり、予算否決なり議会の土俵上で首長と対決するべきだ。それが民主主義だ。

どんなに制度を改革しても、使うのは立場を与えられた議員であり、監査委員一人一人の意識にかかっている。納税者は株主と同様だ。不正や無駄使いは背任にも値する。

政務調査費の整理をした。

by ando-ayabe | 2009-01-04 23:00 | 日々の生活  

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